第一種衛生管理者の過去問
令和6年4月公表
労働衛生(有害業務に係るもの) 問10
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問題
第一種 衛生管理者試験 令和6年4月公表 労働衛生(有害業務に係るもの) 問10 (訂正依頼・報告はこちら)
呼吸用保護具に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 隔離式防毒マスクは、直結式防毒マスクよりも有害ガスの濃度が高い大気中で使用することができる。
- ガス又は蒸気状の有害物質が粉じんと混在している作業環境中で防毒マスクを使用するときは、防じん機能を有する防毒マスクを選択する。
- 防毒マスクの吸収缶の色は、アンモニア用は緑色で、有機ガス用は黒色である。
- 使い捨て式防じんマスクは、粒径1µm程度のヒュームには使用できない。
- 防じんマスクは、面体と顔面との間にタオルなどを挟んで着用してはならない。
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この過去問の解説 (3件)
01
呼吸用保護具についての問題です。
正しいです。
直結式防毒マスクは、面体と吸収缶が直接接続されています。
隔離式防毒マスクは、面体と吸収缶が連結管で接続されています。
隔離式は直結式よりも吸収缶を大きくできるため、より高濃度で使用できます。
正しいです。
通常の防毒マスクには防じん機能はありません。防じん機能を有する防毒マスクを選びましょう。また、防じん機能を有する防毒マスクには、吸収缶のろ過材部分に白線が引かれています。
正しいです。
他の吸収缶の色も覚えておきましょう。
・一酸化炭素用 :赤色
・有機ガス用 :黒色
・アンモニア用 :緑色
・ハロゲンガス用:灰色および黒色
・亜硫酸ガス用 :黄赤色
・硫化水素用 :黄色
・シアン化水素用:青色
誤りです。
使い捨て式防じんマスクでも、ヒュームに使用できます。ただし、有害性の高い物質を取り扱う場合には、取替え式防じんマスクの方が好ましいです。
正しいです。
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02
呼吸用保護具のポイントは以下の通りです。
①2種類以上の有毒ガスが混在している場合やガスの種類が不明の場合は、「送気マスク」や「自給式呼吸器」など給気式呼吸用保護具を用いなければなりません。「防毒マスク」ではありません。
②防毒マスクの吸収缶の色は、一酸化炭素用の防毒マスクは赤色で、有機ガス用の防毒マスクは黒色、アンモニア用の防毒マスクは緑色です。
③防じんマスクは、空気中浮遊する粉じん、ミストやヒューム等の粒子状物質を吸入して起こるじん肺など呼吸障害を防止するための保護具です。少量のヒュームに対しても有効です。
④防じんマスクの手入れの際、ろ過材に付着した粉じんを除去するときは、圧縮空気で吹き飛ばしたり、ろ過材を強くたたいて払い落としたりしてはいけません。ろ過材が変形し、隙間から粉じんが入っきてしまうためです。
⑤有毒ガスの濃度が高いときは、「電動ファン付き呼吸用保護具」ではなく、給気式のマスクを使用します。すなわち、「送気マスク・空気用呼吸器」を使用します。
⑥マスクを着用の上、息を吸い、面体の接顔部から空気が中に入ってこないことを確認した上で使用します。決してマスクと顔の間にタオル等を当てて使用してはいけません。
隔離式防毒マスクは、直結式防毒マスクよりも有害ガスの濃度が高い大気中で使用できます。
よって、本選択肢の内容は正しいです。
ガス又は蒸気状の有害物質が粉じんと混在している作業環境中で防毒マスクを使用するときは、防じん機能を有する防毒マスクを選択しなければなりません。
よって、本選択肢の内容は正しいです。
上記②の内容と合致します。
よって、本選択肢の内容は正しいです。
使い捨て式防じんマスクは、粒径1µm程度のヒュームには使用できます。
よって、本選択肢の内容は誤りです。
上記⑥より、タオルを挟んではいけません。
よって、本選択肢の内容は正しいです。
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03
呼吸用保護具に関する問題です。
内容を整理しておきましょう。
正しいです。
記述のとおりです。
正しいです。
記述のとおりです。
正しいです。
記述のとおりです。
誤りです。
使い捨て式防じんマスクは、粒径1µm程度のヒュームには「使用できる」が正しいです。
正しいです。
記述のとおりです。
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