一級建築士の過去問
令和5年(2023年)
学科1(計画) 問1
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問題
一級建築士試験 令和5年(2023年) 学科1(計画) 問1 (訂正依頼・報告はこちら)
建築士の行う設計業務等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 建築士は、建築に係る専門家として、非専門家との間の知識や情報等の格差を埋める責任があり、アカウンタビリティ(専門家としての説明責任)の実践が求められる。
- 建築士は、本来、国家資格者にふさわしい国民の生命や財産を守る技術的資質や能力を自ら保持すべきとされ、同時に業務独占を賦与された資格者として高い倫理性を求められる。
- プロジェクト達成にとってのリスク(不都合な情報)の積極的な共有による集団内での意思疎通をリスクコミュニケーションといい、その実践が特に重要である。
- 建築士が専門家として建築関連の法令を遵守する基本的な態度をコンプライアンスといい、遵守すべき対象は法令に限定されている。
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この過去問の解説 (2件)
01
この問題は建築士の行う設計業務等に関する問題です。
アカウンタビリティ(説明責任)やコンプライアンス(法令遵守)等、一般的な知識を身につけておけておきましょう。
正しいです。
建築設計では委託者と受託者とでの専門的な知識において格差があるため、建築士としての丁寧な説明(アカウンタビリティ)が必要とされます。
正しいです。
建築士は国家資格であるため、技術的資質や能力を自ら保持し高めていくべきとされ、同時に資格者としての高い倫理性を求められます。
正しいです。
リスクコミュニケーションとは集団内でリスクの共有を図るため、積極的に情報や意見を交換し、コミュニケーションを取ることです。
これはプロジェクト達成において特に重要な事柄です。
誤りです。
コンプライアンスは法令遵守のみならず、社内規定や社会規範に従い、公正に業務を行うことも含まれています。
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02
建築士の行う設計業務等に関する問題です。
正しいです。
建築士は非専門家との知識や情報の格差を埋める責任があり、アカウンタビリティ(専門家としての説明責任)の実践が求められます。
正しいです。
建築士は国家資格者として、国民の生命や財産を守る技術的資質や能力を保持すべきであり、業務独占を賦与された資格者として高い倫理性が求められます。
正しいです。
プロジェクト達成においてリスクの積極的な共有によるリスクコミュニケーションは非常に重要です。リスクを積極的に共有することにより、チーム全体が不都合な情報に対処し、問題を予防または解決するための適切な措置を講じることができます。これにより、集団内での意思疎通が向上し、プロジェクトの成功に貢献します。
誤りです。
建築士が専門家として建築関連の法令を遵守する基本的な態度をコンプライアンスといいます。コンプライアンスは、法令だけでなく、倫理規範や業界基準などの規定にも適合することを意味します。つまり、遵守すべき対象は法令に限定されず、法令を含むあらゆる規則や基準に従うことが求められます。
アカウンタビリティ(説明責任)やコンプライアンス(法令遵守)など、一般的な知識を学習しましょう。
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