二級建築士の過去問
平成28年(2016年)
学科4(建築施工) 問12
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問題
二級建築士試験 平成28年(2016年) 学科4(建築施工) 問12 (訂正依頼・報告はこちら)
鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 高力ボルト用の孔あけ加工は、接合面をブラスト処理した後にドリルあけとした。
- 完全溶込み溶接において、板厚が22mmの鋼材相互の突合せ継手の溶接部の余盛りの高さは、特記がなかったので、2mmとした。
- 隅肉溶接の溶接長さは、有効溶接長さに隅肉サイズの2倍を加えたものとした。
- ナット回転法によるM16(ボルトの呼び径)の高力六角ボルトの本締めは、1次締付け完了後を起点としてナットを120°回転させて行った。
- 錆止め塗装において、鋼材表面の温度が50°C以上となったので、塗装作業を中止した。
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この過去問の解説 (3件)
01
1.×
高力ボルト用の孔あけ加工において、接合面をブラスト処理する場合には、『ブラスト前』に孔あけ加工します。
2.〇
完全溶込み溶接の突合せ継手の余盛り高さは、0mm以上必要なので正しい。
3.〇
隅肉溶接の溶接長さは、有効溶接長さに隅肉サイズの2倍以上を加えたものとします。
4.〇
高力ボルトの締付けは、ナット回転法による本締めの場合、1次締付け完了後を起点としてナットを120°回転させて行います。
5.〇
錆止め塗装において、鋼材表面の温度が50°C以上と高い時は、塗装作業を中止します。
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02
ブラスト(blast)処理では、噴射して接合面をザラザラにし、摩擦力を高めます。
高力ボルト用の孔あけ加工は、
接合面をドリルあけした【後にブラスト処理】します。
設問は順番が逆なので 不適当 です。
2 . 正
完全溶込み溶接において、
板厚が22mmの鋼材相互の突合せ継手の溶接部の余盛りの高さは、
特記がなければ2mmとします。
3 . 正
隅肉溶接の溶接長さは、
有効溶接長さに隅肉サイズの2倍を加えたものとします。
4 . 正
ナット回転法によるM16の高力六角ボルトの本締めは、
1次締付け完了後を起点としてナットを120°回転させて行います。
5 . 正
錆止め塗装において、
鋼材表面の温度が50°C以上の場合、塗装作業を中止します。
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03
高力ボルト用の孔あけ加工はドリルあけとし、
接合面をブラスト処理する場合は、ブラスト処理前に
孔あけ加工します。
よって
「ドリルあけ加工をしてからブラスト処理する」
が正しいです。
2.正)設問の通り
3.正)設問の通り
4.正)設問の通り
5.正)設問の通り
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