二級建築士の過去問
平成29年(2017年)
学科1(建築計画) 問2

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問題

二級建築士試験 平成29年(2017年) 学科1(建築計画) 問2 (訂正依頼・報告はこちら)

住宅作品とその設計者との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。
  • ファンズワース邸(アメリカ)-------ミース・ファン・デル・ローエ
  • 母の家(アメリカ)-----------------ロバート・ヴェンチューリ
  • ロビー邸(アメリカ)---------------フランク・ロイド・ライト
  • サヴォア邸(フランス)-------------ル・コルビュジエ
  • シュレーダー邸(オランダ)---------ルイス・カーン

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は5です。

1-設問の通りです。
  ローエの作品には他にイリノイ工科大学等があります。

2-設問の通りです。

3-設問の通りです。
  ライトの作品には落水荘(カウフマン邸)等があります。

4-設問の通りです。
  コルビュジエの作品にはロンシャン教会堂等があります。

5-シュレーダー邸はへリット・トーマス・リートヴェルトの作品です。
  ルイス・カーンの代表作にはフィッシャー邸等があります。

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02

1.記述は正しいです。
ファンズワース邸(アメリカ)は、ミース・ファン・デル・ローエの設計によって建てられた住宅です。
中央コア部分以外に間仕切を持たず、余分な家具もない平面プランで、ローエの手法の原型ともいわれています。

2.記述は正しいです。
母の家(アメリカ)は、ロバート・ヴェンチューリの設計により建てられた木造2階建ての住宅です。
ファサードは、左右対称の切妻屋根で単純ですが、内部は、様々な要素の複雑な統一を目指すため、変形や調整が行われています。

3.記述は正しいです。
ロビー邸(アメリカ)は、フランク・ロイド・ライトの設計によって建てられた住宅です。
ライトの設計した住宅の内、プレーリーハウスと呼ばれる、アメリカ中西部の自然と融和するような住宅タイプの代表作です。

4.記述は正しいです。
サヴォア邸(フランス)は、ル・コルビュジエの設計によって建てられた住宅です。
鉄筋コンクリート造の特性を最大限に生かし、近代建築の5原則(ピロティ・屋上庭園・自由な平面・自由な立面・水平連続窓)を体現化させた作品です。

5.記述は誤りです。
シュレーダー邸(オランダ)は、ヘリット・トマス・リートフェルトの設計によって建てられた住宅です。
デ・ステイルの代表的作品で、建築材料の素材感を消して、形態や色彩が重要視されています。
外壁・バルコニーの面部分は、白やグレーに着色され、窓サッシやバルコニーの線部分は、青・赤・黄の三原色に着色されています。

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