二級建築士の過去問
平成29年(2017年)
学科1(建築計画) 問12
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問題
二級建築士試験 平成29年(2017年) 学科1(建築計画) 問12 (訂正依頼・報告はこちら)
集合住宅の住戸平面計画において、L(居間)、D(食事室)、K(台所)を組み合せた形式に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- DK型は、小規模な住戸に用いる場合、食寝分離は図られるが、団らんは就寝の場と重なる傾向にある。
- LDK型は、比較的狭い住戸に用いる場合、団らん・食事と私室を分離させることはできるが、充実した居間を確保しにくい傾向にある。
- L+D+K型は、比較的広い住戸で採用しないと、かえって生活を窮屈にする場合がある。
- L+DK型は、居間中心の生活を求めるのには適しているが、食事の準備や後片づけなどの家事労働の効率化は図りにくい。
- LD+K型は、食事を中心に団らんする生活に適しているが、LDの面積が十分に確保できない場合、LDの計画に工夫を要する。
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この過去問の解説 (2件)
01
1.DK型は、食事室と台所を同じ空間に納めたもので、調理や準備、後片付けまで同じ空間で行うことができます。
家事は能率的になりますが、小規模の住宅に用いると窮屈な食事空間になりがちです。
また、団らんは就寝の場と重なる傾向があります。
2.LDK型は、台所を居間・食事室の空間の中に入れたものです。
スペースの有効活用はできますが、比較的狭い住戸に用いる場合は、充実した居間を確保しにくい傾向があります。
3.L+D+K型は、それぞれの室を独立させた形式です。
居室ごとに充実させることはできますが、広さが不十分な状態で独立させてしまうと、かえって生活を窮屈にしてしまう場合があります。
4.L+DK型は、居間とDKを分離させた形式です。
居間の空間を充実させることができ、家事を効率的に行うことができます。
5.LD+K型は、台所とLDを分離させた形式です。
食事空間の充実を図ることができますが、スペースを広く確保する必要があります。
確保できない場合は、計画の工夫が必要です。
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02
1-設問の通りです。
食事作業の効率はよくなります。
2-設問の通りです。
比較的狭い住戸ではLDが兼用となることも珍しくありません。それぞれを充実させるにはまとまった広さが必要となります。
3-設問の通りです。
4-DKは食事室と台所が同室のため、食事作業の効率はよくなります。
5-設問の通りです。
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