二級建築士の過去問
平成29年(2017年)
学科1(建築計画) 問16
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問題
二級建築士試験 平成29年(2017年) 学科1(建築計画) 問16 (訂正依頼・報告はこちら)
建築計画における各部寸法及び床面積に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 食卓の高さが床面から700mmであったので、大人用椅子は座面の高さが床面から400mmのもの、子ども用椅子は座面の高さが床面から500mmのものを採用した。
- 駐輪場において、自転車1台当たりの駐輪スペースを、700mm×1,900mmとした。
- 自走式屋内駐車場の自動車用斜路の本勾配を、1/5とした。
- 診療所の療養病床の病室において、4床室の内法寸法を、幅6m、奥行5.4mとした。
- 住宅において、ツインベッドを用いる夫婦寝室の床面積を、収納家具を置くスペースも含めて16m2とした。
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この過去問の解説 (2件)
01
1.食卓の高さが床面から700~750㎜の場合、
大人用椅子は座面の高さが床面から400~450㎜
子ども用椅子は座面の高さが床面から500㎜~550㎜
とされています。
2.自転車の駐輪スペースは、1台当たり幅600㎜×長さ1,900㎜程度とします。
3.駐車場法施行令より、駐車場の自動車用斜路の本勾配は約1/6以下としなければなりません。
4.病室の内法床面積の最低基準は、患者1人あたり6.4㎡以上とされています。
4床室の場合、6.4㎡×4人=25.6㎡以上必要であることがわかります。
したがって、設問の32.4㎡は適当です。
5.夫婦寝室の最小限の広さは、収納を除くと約10㎡程度で、換気面を考慮すると約13㎡程度必要です。
収納家具を置くことも考えると、16㎡であれば十分であることがわかります。
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02
1-設問は正しいです。
2-設問は正しいです。
自転車1台当たりの駐車スペースは600㎜×1,900㎜程度、オートバイでは900㎜×2,300㎜程度とします。
3-自動車用傾斜路の本勾配は1/6以下とします。
4-設問は正しいです。
一般病室の床面積は患者一人につき6.4㎡以上必要です。
4床では25.6㎡以上必要ですが、設問の室は32.4㎡なので、設問は妥当な広さです。
5-設問は正しいです。
夫婦寝室の広さは13㎡以上確保します。
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