二級建築士の過去問
平成29年（2017年）
学科1（建築計画） 問17

設問は正しいです。

　高齢者の利用する室は、視力低下を考慮し、照度を高くします。

　特に作業領域はJISの照明基準の２倍とするのが望ましいとされています。

設問は正しいです。

　車椅子使用者に配慮した受付カウンターの高さは、700㎜程度とし、カウンターの下部はフットレストが入るように、高さ600～650㎜程度、奥行450㎜程度のスペースを確保します。

設問は正しいです。

　手すりの直径は30～40㎜程度とすると高齢者にも握りやすいです。

傾斜路の踊り場は高さ750㎜以下ごとに設けなければなりません。

設問は正しいです。

　高齢者等は少しの段差でも転倒の危険へ繋がるため、ノンスリップも踏面と同一面とします。

作業領域の照度は、日本産業規格（JIS）における照明基準の1.5～2倍程度とします。

車椅子使用者が利用する、記帳などを行う受付カウンターの上端高さは、700～750㎜程度にします。

また、カウンター下部には高さ600㎜、奥行450㎜程度のクリアランスを設けます。

階段の手摺の端部は、水平に300～500㎜程度延ばし、体をぶつけたり衣服が引っ掛からないように、壁側または下側に曲げます。

車椅子使用者が利用する屋内傾斜路は、高さが750㎜を超えるものには、高さ750㎜以内ごとに踏幅が1,500㎜以上の踊り場を設けなければなりません。

階段のノンスリップ（滑り止め）は、転落防止のため、踏面と同一面に設置します。