二級建築士の過去問
平成29年(2017年)
学科3(建築構造) 問15
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問題
二級建築士試験 平成29年(2017年) 学科3(建築構造) 問15 (訂正依頼・報告はこちら)
鉄筋コンクリート構造において、図-1のような大梁及び図-2のような柱における主筋の重ね継手の位置ア~キの組合せとして、最も適当なものは、次のうちどれか。なお、図中の○印は、継手の中心位置を示す。
- (大梁主筋の継手位置 上端筋)ア (大梁主筋の継手位置 下端筋)ウ (柱主筋の継手位置)キ
- (大梁主筋の継手位置 上端筋)ア (大梁主筋の継手位置 下端筋)エ (柱主筋の継手位置)カ
- (大梁主筋の継手位置 上端筋)ア (大梁主筋の継手位置 下端筋)オ (柱主筋の継手位置)キ
- (大梁主筋の継手位置 上端筋)イ (大梁主筋の継手位置 下端筋)エ (柱主筋の継手位置)カ
- (大梁主筋の継手位置 上端筋)イ (大梁主筋の継手位置 下端筋)オ (柱主筋の継手位置)カ
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この過去問の解説 (3件)
01
継手位置は、部材応力や鉄筋存在応力度の小さい箇所に設けます。
梁上端筋は中央部分Lo/2の範囲に設けます。
梁下端筋の継ぎ手は、梁端から梁の中央部に向かって梁せい(D)と同じ距離の位置から Lo/4以内の範囲に設けます。
柱は中央付近に設けます。
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02
継手位置は原則、応力の小さい部分に、つまり応力が大きい部分を避けて、設けます。
梁の両端部では上端筋に、中央では下端筋に引張り応力がかかるため、上端筋は両端から Lo/4 の範囲を避け、下端筋は両端から梁せい (D) + Lo/4 の範囲に設けます。柱は中央付近に設けます。
したがって、4が正しい記述となります。
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03
継手位置は原則応力の小さい箇所に設けなければいけません。
上端筋は中央部分Lo/2の範囲において設けます。
下端筋は端からD離れた位置からLo/4の範囲において設けます。
また、柱においては中央部分において設けます。
したがって上端筋:イ、下端筋:エ、柱主筋:カとなります。
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