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二級建築士の過去問 平成29年(2017年) 学科3(建築構造) 問16

問題

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鉄骨構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
   1 .
長期に作用する荷重に対する梁材のたわみは、通常の場合ではスパンの1/300以下とし、片持ち梁の場合ではスパンの1/250以下とする。
   2 .
H形断面を有する梁が、強軸まわりに曲げを受ける場合、梁の細長比が大きいほど許容曲げ応力度が小さくなる。
   3 .
根巻形式の柱脚においては、一般に、柱下部の根巻き鉄筋コンクリートの高さは、柱せいの1.5倍以上とする。
   4 .
形鋼の許容応力度設計において、板要素の幅厚比が制限値を超える場合は、制限値を超える部分を無効とした断面で検討する。
   5 .
許容応力度設計において、ガセットプレートのように、細長い長方形断面のみでせん断力を負担する場合には、平均せん断応力度の1.5倍が許容せん断応力度以下であることを確かめる。
( 二級建築士試験 平成29年(2017年) 学科3(建築構造) 問16 )
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この過去問の解説 (3件)

10
正解は3です。

1 .長期に作用する荷重に対する梁材のたわみは、スパンの1/300以下、片持ち梁の場合はスパンの1/250以下とします。
正しい記述です。

2 .H形断面を有する梁が、強軸まわりに曲げを受ける場合、梁の細長比が大きいほど許容曲げ応力度が小さくなります。
正しい記述です。

3 .根巻形式の柱脚においては、柱下部の根巻き鉄筋コンクリートの高さは、柱せい(柱幅の大きいほう)の2.5倍以上とします。
誤った記述です。

4 .形鋼の許容応力度設計において、板要素の幅厚比が制限値を超える場合は、制限値を超える部分を無効とした断面で検討します。
正しい記述です。

5 .許容応力度設計において、細長い長方形断面のみでせん断力を負担する場合、平均せん断応力度の1.5倍が許容せん断応力度以下であることを確かめる必要があります。
正しい記述です。

付箋メモを残すことが出来ます。
4
正解は3です。


1、梁材が荷重を受ける場合のたわみは通常の場合でスパンの1/300以下とします。
また、片持ち梁の場合ではスパンの1/250以下とします。
したがって正しい記述となります。

2、H形断面を有する梁が、強軸まわりに曲げを受ける場合、梁の細長比が大きいほど許容曲げ応力度が小さくなります。
細長比が大きいと材が細く弱い材になります。
そのため許容できる応力は低減しなければいけません。
したがって正しい記述となります。

3、根巻形式の柱脚において、柱下部の根巻き鉄筋コンクリートの高さは、柱せいの2.5倍以上としなければいけません。
また、埋込型柱脚の場合は2倍以上、鉄骨柱をコンクリートの中に埋めこまなければいけません。
したがって誤りの記述となります。

4、幅厚比が制限値を超える場合は、制限値を超える部分だけを無効とした断面で検討すれば問題ありません。
したがって正しい記述となります。

5、許容応力度設計において、細長い長方形断面のみでせん断力を負担する場合には、最大せん断応力度は平均せん断応力度の1.5倍になります。
そのためその値(平均せん断応力度の1.5倍)が許容せん断応力度以下とならなければいけません。
したがって正しい記述となります。

2
正解は3です

1.梁材のたわみは通常の場合、スパンの1/300以下とし、片持ち梁の場合はスパンの1/250以下とするよう制限されていますので、正しい記述となります。

2.H形断面の梁が、強軸回りに曲げを受ける場合、梁の細長比が大きいほど許容曲げ応力度は小さくなります。細長比が大きいとは材が細長いことを言い、横座屈しやすくなります。よって、正しい記述となります。

3.根巻形式の柱脚における、柱下部の根巻き鉄筋コンクリートの高さは、柱せい(柱幅の大きい方)の2.5倍以上となりますので、誤った記述となります。
埋込型柱脚の場合の埋込み深さは柱せいの2倍以上となります。

4.形鋼の許容応力度設計において、板要素の幅厚比が制限値を超える場合は、H鋼であればフランジ・ウェブそれぞれの制限値を超える領域を無効とした断面で検討します。よって、正しい記述となります。

5.許容応力度設計において、ガセットプレートのように、細長い長方形断面のみでせん断力を負担する場合は、安全率として平均せん断応力度の1.5倍が許容せん断応力度以下であることを確かめます。よって、正しい記述となります。

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