二級建築士の過去問
平成30年(2018年)
学科4(建築施工) 問6

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問題

二級建築士試験 平成30年(2018年) 学科4(建築施工) 問6 (訂正依頼・報告はこちら)

木造住宅の基礎工事等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 土間コンクリートは、厚さ120mmとし、断面の中心部に、鉄線の径が4.0mmで網目寸法が150mm×150mmのワイヤーメッシュを配した。
  • 柱脚部の短期許容耐力が25kNのホールダウン専用アンカーボルトのコンクリート基礎への埋込み長さを、250mmとした。
  • 布基礎の床下防湿措置において、床下地面全面に厚さ0.1mmの住宅用プラスチック系防湿フィルムを、重ね幅150mmとして敷き詰めた。
  • 床下換気措置において、ねこ土台を使用するので、外周部の土台の全周にわたって、1m当たり有効面積75cm2以上の換気孔を設けた。
  • 布基礎の底盤部分の主筋にD10を用い、その間隔を300mmとした。

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は2です。


1、土間コンクリートは厚さ120mm以上とし、断面中心部に鉄線径4.0mmで網目寸法が150mm×150mm以内のワイヤーメッシュを配します。
したがって正しい記述となります。

2、 柱脚部の短期許容耐力が25kNのホールダウン専用アンカーボルトのコンクリート基礎への埋込み長さは360mm以上とします。
250mmでは不適合となります。
したがって誤りの記述となります。

3、布基礎の床下防湿措置において、床下地面全面に厚さ0.1mmの住宅用プラスチック系防湿フィルムを重ね幅150mmで敷き詰めます。
したがって正しい記述となります。

4、床下換気措置において、ねこ土台を使用する場合、外周部の土台の全周にわたって1m当たり有効面積75㎠以上の換気孔を設けます。
したがって正しい記述となります。

5、布基礎の底盤部分の主筋にはD10を用い、その間隔は300mm以下とします。
したがって正しい記述となります。

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02

1. 記述は正しいです
 土間コンクリートは、強度を必要とする部分ではありません。
使用時に変形しなければよいため、記述の基準で施工することが多いです。

2. 記述は誤りです
 土台緊結用のアンカーボルトは、基礎コンクリートの埋込みを250㎜とします。
25kNのホールダウン用アンカーボルトは、埋込みを360㎜とします。

3. 記述は正しいです
 布基礎において、床下に防湿フィルムを敷設することで防湿処理をしたことになります。

4. 記述は正しいです
 ねこ土台(基礎パッキン)を設けることで、床下換気口を設けることによる基礎強度の欠点をなくしたり、床下内部の空気の滞留を少なくしたりできます。

5. 記述は正しいです
 住宅の布基礎において、底盤部分の主筋にD10を用いた場合はそのピッチを300㎜とします。

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