二級建築士の過去問
令和元年(2019年)
学科2(建築法規) 問6
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問題
二級建築士試験 令和元年(2019年) 学科2(建築法規) 問6 (訂正依頼・報告はこちら)
木造平家建て、延べ面積150 m2の一戸建て住宅における構造耐力上主要な部分の構造強度に関する次の記述のうち、建築基準法上、誤っているものはどれか。ただし、構造計算等による安全性の確認は行わないものとする。
- 圧縮力を負担する筋かいは、厚さ1.5 cm以上で幅9cm以上の木材を使用したものとしなければならない。
- 柱、筋かい及び土台のうち、地面から1m以内の部分には、有効な防腐措置を講ずるとともに、必要に応じて、しろありその他の虫による害を防ぐための措置を講じなければならない。
- 張り間方向及び桁行方向に配置する壁を設け又は筋かいを入れた軸組の長さの合計は、原則として、それぞれの方向につき、床面積及び見付面積をもとに求めた所定の数値以上としなければならない。
- 基礎に木ぐいを使用する場合においては、その木ぐいは、常水面下にあるようにしなくてもよい。
- 土台は、基礎に緊結しなければならない。
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この過去問の解説 (2件)
01
1.誤りです。
令45条より、圧縮力を負担する筋かいは、3.0㎝×9.0㎝以上の木材を使用したものでなければなりません。
2.正しいです。
令49条より、柱、筋かい及び土台のうち、地面から1m以内の部分には、有効な防腐措置を講ずるとともに、必要に応じて、しろありその他の虫による害を防ぐための措置を講じなければなりません。
3.正しいです。
令46条より、床面積及び見付面積をもとに、法令集の表の倍率および数値から求めた数値以上とします。
4.正しいです。
令38条より、基礎に木ぐいを使用する場合においては、その木ぐいは、常水面下にあるようにする必要がありますが、平屋建て木造建築物は除かれます。
5.正しいです。
令42条より、土台は、基礎に緊結しなければなりません。
ただし、平屋建てで50㎡以内であればこの限りではありません。
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02
令45条に関連します。
圧縮負担の筋かいは、3.0㎝×9.0㎝以上の木材を使用しなければなりません。
2. 記述は正しいです
令41条に関連します。
木材の品質を確保するための、防腐・防蟻の措置について規定されています。
3. 記述は正しいです
令46条1項・4項に関連します。
木造の4分割法による軸組計算について記述しています。この計算により、バランスよく軸組を配置することを規定しています。
4. 記述は正しいです
令38条6項に関連します。
木造平屋の建築物の場合は、常水面下に木杭が無くても良いとされます。
5. 記述は正しいです
令42条に関連します。
基礎と土台はボルトなどで緊結して、外力によってずれることを防がなくてはなりません。
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