二級建築士の過去問
令和元年(2019年)
学科2(建築法規) 問7

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問題

二級建築士試験 令和元年(2019年) 学科2(建築法規) 問7 (訂正依頼・報告はこちら)

屋根を金属板で葺き、壁を金属サイディング張りとした木造3階建て、延べ面積180 m2の一戸建て住宅において、横架材の相互間の垂直距離が1階にあっては3.3 m、2階にあっては3.2 m、3階にあっては2.5 mである場合、建築基準法上、1階、2階及び3階の構造耐力上主要な部分である柱の張り間方向及び桁行方向の小径の必要寸法を満たす最小の数値の組合せは、次のうちどれか。ただし、張り間方向及び桁行方向の柱の相互の間隔は10 m未満とする。また、柱の小径に係る所定の構造計算は考慮しないものとする。
  • 1階の柱の小径:12.0 cm  2階の柱の小径:10.5 cm  3階の柱の小径:10.5 cm
  • 1階の柱の小径:12.0 cm  2階の柱の小径:12.0 cm  3階の柱の小径:10.5 cm
  • 1階の柱の小径:12.0 cm  2階の柱の小径:12.0 cm  3階の柱の小径:12.0 cm
  • 1階の柱の小径:13.5 cm  2階の柱の小径:12.0 cm  3階の柱の小径:10.5 cm
  • 1階の柱の小径:13.5 cm  2階の柱の小径:13.5 cm  3階の柱の小径:12.0 cm

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この過去問の解説 (2件)

01

 令43条に関連します。

 法令集の表から読み取る設問ですので、設問を読み間違えない事に気を付けて確実に正解するようにしましょう。

 条件を整理します。

 ・建築物は金属葺きです。

 ・法令集の表「条件以外の柱」に該当します。

 ・木造3階建の場合は、1階柱の小径は 13.5㎝ 以上としなけれなりません。

 よって柱の小径算定の数値は、2階は 1/30、3階は 1/33 となります。

各階の柱の長さを用いて計算すると、

   2階…… 320 / 30 ≒ 10.6㎝

   3階…… 250 / 33 ≒ 7.6㎝

となります。

正解は、1階の小径:13.5cm 2階の小径:12.0cm 3階の小径:10.5cmです。

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02

正解は「1階の柱の小径:13.5 cm  2階の柱の小径:12.0 cm  3階の柱の小径:10.5 cm」です。

令43条2項より、2階を除く回数が2を超える建築物の1階の構造耐力上主要な部分の柱の張り間方向及びけた行方向の小径は13.5㎝ を下回ってはいけません。

令43条1項の表より、横架材の相互間の垂直距離の割合は、2階は1/30の割合となります。

3階は1/33の割合となります。

よって、

2階 :320 / 30 ≒ 10.7㎝

3階:250 / 33 ≒ 7.6㎝

いずれも満たすのは「1階の柱の小径:13.5 cm  2階の柱の小径:12.0 cm  3階の柱の小径:10.5 cm」、「1階の柱の小径:13.5 cm  2階の柱の小径:13.5 cm  3階の柱の小径:12.0 cm」ですが、

設問に最小の組み合わせとあるので、「1階の柱の小径:13.5 cm  2階の柱の小径:12.0 cm  3階の柱の小径:10.5 cm」が正解になります。

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