二級建築士の過去問
令和2年(2020年)
学科1(建築計画) 問15
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問題
二級建築士試験 令和2年(2020年) 学科1(建築計画) 問15 (訂正依頼・報告はこちら)
建築物の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 劇場において、大道具などを搬出入するサービス用出入口の位置は、観客動線からは切り離し、車両が道路から進入しやすいものとする。
- 診療所において、X線撮影室は、一般に、診察室及び処置室に近接させる。
- 幼稚園において、園舎と園庭との出入りのための昇降口を設ける場合、一般に、園舎等の周囲を迂回せず園庭へ出やすい位置に計画する。
- 図書館において、図書の無断持ち出しを防ぐために、BDS(ブック・ディテクション・システム)を導入する。
- 博物館の荷解室及び収蔵庫は、収蔵品に付着した害虫等を駆除するための燻蒸室からできるだけ離して配置する。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は5です。
各選択肢の解説は以下のとおりです。
1→設問のとおり正しいです。
劇場の搬入口は搬入のしやすさを考慮し、搬入トラックの荷台高と同じ1m程度のプラットホームを用いた形式が一般的です。
2→設問のとおり正しいです。
X線診断の利用者は、80%を外来が占めているので、外来部と病棟部の中間に配置し、外来部に接して設置されています。
3→設問のとおり正しいです。
幼稚園の昇降口は園庭に出やすい位置に配置することが望ましいです。
4→設問のとおり正しいです。
BDSとは、私物を持ち込めないように安全管理されていましたが、近年では、電波や磁気を利用して貸出処理の行われていない図書の館外への持ち出しを感知するシステムの導入が広がっています。
5→博物館の燻蒸室は収蔵品に付着したカビや害虫などをガスで駆除する部屋です。
荷解き室や収蔵庫に近接して設けることが望ましいです。
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02
各種施設の特徴や、名称を理解しましょう。
記述の通りで正しいです。
診察、処置後に、X線撮影を行うことが多いので、記述の通りで正しいです。
記述の通りで正しいです。
記述の通りで正しいです。
外部より、作品が届いて、荷解きした後、燻蒸室で害虫駆除等を行うので、隣接した方が良いので、記述は誤りです。
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03
正解は「博物館の荷解室及び収蔵庫は、収蔵品に付着した害虫等を駆除するための燻蒸室からできるだけ離して配置する。」です。
正。
劇場では、観客動線からは切り離して車両が道路から進入しやすいもの、さらに舞台から搬出入がしやすい位置に設けます。
正。動線を考慮して、X線撮影室は診察室および処置室に近接させます。
さらに、操作室、暗室も隣接して必要となります。
正。
昇降口を設ける場合は、園舎等の周囲を迂回せず園庭へ出やすい位置に計画するとよいです。
また、園内への幼児の出入口は、交通量の少ない側に設けます。
正。
BDS(ブック・ディテクション・システム)は、電波で感知することで、貸出の処理をしていない図書の無断持ち出しを防ぎます。
誤。荷解室、収蔵庫、燻蒸室は近接して配置します。
また、学芸員の研究部門は収蔵庫の近くに配置します。
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