二級建築士の過去問
令和3年(2021年)
学科3(建築構造) 問13
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問題
二級建築士試験 令和3年(2021年) 学科3(建築構造) 問13 (訂正依頼・報告はこちら)
図のような平面を有する壁式鉄筋コンクリート造平家建ての建築物の壁量計算において、X方向の値として、最も近いものは、次のうちどれか。ただし、階高は3m、壁厚は12cmとする。
- 17.5cm/m2
- 18.0cm/m2
- 18.5cm/m2
- 19.0cm/m2
- 19.5cm/m2
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この過去問の解説 (3件)
01
「X方向の壁量=X方向の耐力壁の長さ(cm)の合計/床面積(㎡)」で求めます。
耐力壁の実長は45cm以上で、かつ同一の実長を有する部分の高さの30%以上とします。
よって、0.4mの壁は計算には含めません。
X方向の耐力壁の長さ(cm)の合計=1.5m+1.5m+1.5m+1.5m+1m=7m
(=700cm)
床面積(㎡)=8m×5m=40㎡
X方向の壁量=X方向の耐力壁の長さ(cm)の合計/床面積(㎡)
=700/40=17.5cm/㎡
よって、1が正解です。
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02
壁量=有効耐力壁の長さ/床面積で求めます。
有効耐力壁は45㎝未満の壁は含みません。
設問はX方向の値なので、
有効耐力壁=1.5m✕4 + 1m=7.0m=700㎝
床面積=8✕5=40㎡
よって、壁量は700/40=17.5㎝/㎡となります。
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03
壁式鉄筋コンクリート構造の壁量は、X方向・Y方向それぞれについて、下記の両方の条件を満たす壁の長さを合計し、 壁の実長の合計 / 床面積 で算定します。
(今回は、問題文の条件よりX方向のみ算定します)
①耐力壁の実長450mm以上
②同一の実長を有する開口部高さの30%以上
※「同一の実長を有する開口部高さ」とは、耐力壁の両側の開口部のうち、高さが重なっている部分のことです
①の条件より、実長0.45m以上の壁で壁量を計算します。(つまり、0.4mの壁は除いて計算します)
②の条件ですが、今回開口部の高さが指定されていません。
仮に、全ての開口部の高さが階高と同じ3mとすると、
3m × 0.3 = 0.9m
0.9m以上の壁で壁量を計算します。
X方向で、実長0.45以上の壁を合計すると、
1.5m + 1.5m + 1.0m + 1.5m + 1.5m = 7m
床面積は、 8m × 5m = 40㎡
壁量 = 壁の実長の合計 / 床面積 なので、
700cm / 40㎡ = 17.5cm/㎡
以上より、 17.5cm/㎡ です。
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