二級建築士の過去問 令和3年(2021年) 学科3(建築構造) 問24
この過去問の解説 (3件)
1:正。
フロートいたガラスは、平面精度が高く、透明性と採光性に優れています。
2:誤。
型板ガラスとは、型模様をつけたいたガラスのことです。
光を拡散し、視線を遮ることができるガラスです。
設問の、砂や金属ブラシなどでつや消し加工をしたものは「すり板ガラス」の説明です。
3:正。
Low-E複層ガラスは、板ガラスの片面に金属膜をコーティングしたガラスのことです。
日射制御機能と断熱性が高いことが特徴です。
4:正。
プリズムガラスは、入射光線の方向を変えるガラスです。
地下室の採光など、屋根面からの採光用として使用されます。
5:正。
強化ガラスは、フロートガラスの3~5倍の衝撃強さがあります。
ガラスが割れても砂粒状になるため、大きな怪我になりにくく安全性が高いです。
また、傷によって強度が変化してしまうため、加工後の切断はできません。
最も不適当な選択肢は、
「型板ガラスは、板ガラスの片面に、砂や金属ブラシなどでつや消し加工をしたもので、光を通し、視線を遮る機能がある。」
です。
型板ガラスは、ガラスの片面に型模様を付けたガラスで、住宅の窓ガラスなどに使用されます。
選択肢の説明は「すり板ガラス」です。
各選択肢の解説は以下のとおりです。
正しい選択肢です。
フロート板ガラスは最も一般的な板ガラスで、平面精度が高く、優れた透明性と採光性が特徴です。
不適当な選択肢です。
型板ガラスは、ガラスの片面に型模様を付けたガラスで、光を拡散して視線を遮ることができるので、住宅の窓ガラスなどに使用されます。
なお、選択肢の砂や金属ブラシなどでつや消し加工をしたガラスは、すり板ガラスのことです。
※型板ガラスは、令和元年(2019年)~3年(2021年)頃に「昭和ガラス」という名称で、レトロな雰囲気を感じられるガラス材として話題となりました。
正しい選択肢です。
Low-E複層ガラスは、複層ガラスの内側に金属膜をコーティングして、日射遮蔽性能と高い断熱性能を両立したガラスのことです。
正しい選択肢です。
プリズムガラスは、入射光線を調節・制御できるガラス製品のことで、天窓や地下室の採光に用いられます。
正しい選択肢です。
強化ガラスは、フロート板ガラスの3~5倍の衝撃強さがあり、割れた際の破片が砂粒状になるという特徴があります。
ただし、製造後の強化ガラスを加工することができず、トップライト等に使用する場合は脱落防止のために飛散防止フィルム等の措置が必要です。
建築材料(ガラス)に関する問題です。
正しい内容です。
フロート板ガラスは、平面精度(平滑度)が高く、透明性と採光性に優れています。
不適当な内容です。
片板ガラスは、「ガラスの片側表面に方模様を付けたガラス」であり、光を通し、視線を遮ることができます。
正しい内容です。
Low−E複層ガラスは、板ガラス1枚の片方の中空層側表面に金属膜をコーティングしたガラスで、日射制御機能と高い断熱性を有しています。
なお、金属膜を室内側に貼り付ける断熱型と室外側に貼り付ける遮熱型があります。
正しい内容です。
プリズムガラスは、入射光線の方向を変える異形ガラス製品で、主に天窓や地下室の採光に用いられます。
正しい内容です。
強化ガラスは、フロート板ガラスの3~5倍の衝撃強さを有し、割れても破片が砂粒状になるため安全性が高いガラスです。
普通ガラスの3〜5倍の耐風圧強度があります。
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