二級建築士の過去問
令和3年(2021年)
学科4(建築施工) 問23

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問題

二級建築士試験 令和3年(2021年) 学科4(建築施工) 問23 (訂正依頼・報告はこちら)

建築工事に用いられる機械・器具に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 山留め壁の撤去工事において、鋼矢板の引抜きに、バイブロハンマーを使用した。
  • 左官工事において、床コンクリート直均し仕上げに、トロウェルを使用した。
  • 鉄骨工事において、建入れ直しに、ターンバックルを使用した。
  • 杭地業工事において、既製コンクリート杭の打込みに、振動コンパクターを使用した。
  • 鉄筋工事において、鉄筋の切断にシヤーカッターを使用した。

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この過去問の解説 (3件)

01

1:正。

バイブロハンマーは、上下振動によって、杭の打ち抜きをする機械です。綱矢板の打ち込みや引き抜きに使用します。

  • 2:正。

トロウェルは、打設したコンクリートを平滑にするための機械です。

3:正。

ねじによる引き締めを行う用具をターンバックルと言います。

鉄骨工事で建入れ直しをする際に使用します。

4:誤。

振動コンパクターは、表土の締め固め用の機械です。

5:正。

シヤーカッターは、鉄筋工事でせん断による鉄筋切断のための機械です。

参考になった数13

02

最も不適当な選択肢は、

「杭地業工事において、既製コンクリート杭の打込みに、振動コンパクターを使用した。」

です。

振動コンパクターは、砂や地面を転圧する機械のことです。

既製コンクリート杭の打込みには、パイルドライバー等の重機を使います。

各選択肢の解説は以下のとおりです。

選択肢1. 山留め壁の撤去工事において、鋼矢板の引抜きに、バイブロハンマーを使用した。

正しい選択肢です。

バイブロハンマーは、鋼矢板の打込みや引抜きに使用する機械です。

選択肢2. 左官工事において、床コンクリート直均し仕上げに、トロウェルを使用した。

正しい選択肢です。

トロウェルは金ごての付いたブレードがプロペラ上に回る機械で、床コンクリートを均一にならし、仕上げることができます。

トロウェルを使う事で、床コンクリートの直均し仕上げを効率良く安定して行えます。

選択肢3. 鉄骨工事において、建入れ直しに、ターンバックルを使用した。

正しい選択肢です。

ターンバックルは、筋かいや建入れ直しに使う器具です。

選択肢4. 杭地業工事において、既製コンクリート杭の打込みに、振動コンパクターを使用した。

不適当な選択肢です。

振動コンパクターは、振動によって砂や地面を転圧する機械です。

既製コンクリート杭の打込みには、パイルドライバ―等の重機を使います。

選択肢5. 鉄筋工事において、鉄筋の切断にシヤーカッターを使用した。

正しい選択肢です。

シヤーカッターは、鉄筋の切断に用いる器具です。

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03

工事現場で用いられる機械・器具に関する問題です。

選択肢1. 山留め壁の撤去工事において、鋼矢板の引抜きに、バイブロハンマーを使用した。

正しい内容です。

バイブロハンマーは、鋼管杭、鋼矢板等の打込み、引抜きに用います。

選択肢2. 左官工事において、床コンクリート直均し仕上げに、トロウェルを使用した。

正しい内容です。

トロウェルは、床コンクリートの直均しの際に使用します。

選択肢3. 鉄骨工事において、建入れ直しに、ターンバックルを使用した。

正しい内容です。

ターンバックルは、鉄骨の建入れ直しなどに使用します。

選択肢4. 杭地業工事において、既製コンクリート杭の打込みに、振動コンパクターを使用した。

不適当な内容です。

振動コンパクターは、地盤や床付け面の締固めを行うために使用します。

選択肢5. 鉄筋工事において、鉄筋の切断にシヤーカッターを使用した。

正しい内容です。

シヤーカッターは、鉄筋の切断に使用します。

参考になった数1