二級建築士 過去問
令和4年(2022年)
問61 (学科3(建築構造) 問11)
問題文
枠組壁工法による2階建ての住宅に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
二級建築士試験 令和4年(2022年) 問61(学科3(建築構造) 問11) (訂正依頼・報告はこちら)
枠組壁工法による2階建ての住宅に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 土台と基礎とを緊結するに当たり、呼び径が13mm、長さ400mmのアンカーボルトを用いた。
- アンカーボルトは、隅角部付近及び土台の継手付近を避け、その間隔を2.5mとした。
- 床版を構成する床根太相互及び床根太と側根太との間隔を450mmとした。
- 床版を構成する床根太の支点間距離を7mとした。
- 壁倍率が1の耐力壁1m当たりの許容せん断耐力を1.96kNとした。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
枠組壁工法の数値関連の出題です。
ひとつずつ確実に覚えて正解できるようにしましょう。
また、図を書いてイメージしながら覚えるのも有効です。
正しい選択肢です。
アンカーボルトは土台を基礎に緊結するために径12mm以上とし、アンカーボルト全体の長さは呼び径の25倍以上とします。
なお、アンカーボルトの埋込み長さは呼び径の20倍以上とします。
不適当な選択肢です。
枠組壁工法におけるアンカーボルトの埋込み位置は、隅角部および土台の継手位置付近とし、その他の部分は間隔2.0m以内とします。
正しい選択肢です。
床根太相互および床根太と側根太との間隔は650mm以下とします。
正しい選択肢です。
床根太の支点間の距離は8m以下とします。
正しい選択肢です。
許容せん断耐力Paは、壁倍率 × 壁長m × 1.96kN/m で求めることができます。
1 × 1m × 1.96 kN/m = 1.96kN
以上より、許容せん断力は1.96kNとなります。
参考になった数17
この解説の修正を提案する
02
図と一緒に覚えると良いでしょう。
正。
土台と基礎とを緊結するアンカーボルトは、径12mm以上、全体の長さは呼び径の25倍以上とします。
径が13mmの場合、13×25 = 325となるので、長さ400mmのアンカーボルトは問題ありません。
誤。
枠組壁工法でのアンカーボルトの埋込み位置は、隅角部および土台の継手位置付近で、間隔は2.0m以内にします。
正。
床根太相互及び床根太と側根太との間隔は650mm以下とするため、450mmで問題ありません。
正。
床根太の支点間距離は8m以下とするため、7mで問題ありません。
正。
許容せん断耐力 = 壁倍率 × 壁長m × 1.96kN/mで求めます。
許容せん断耐力 = 1×1×1.96kN/m = 1.96kNとなります。
参考になった数5
この解説の修正を提案する
03
枠組壁工法による2階建て住宅の構造に関する記述を判別する問題です。
この選択肢は正しいです。
告示1540号より、土台と基礎を緊結するためのアンカーボルトは呼び径が12mm以上で長さ350mm以上であることが必要なため正しいです。
この選択肢は不適当です。
間隔2.5mと配置が不適切です。
告示1540号より、アンカーボルトは、その間隔を2.0m以下として、かつ隅角部付近及び土台の継手部分に配置することとされています。
この選択肢は正しいです。
告示1540号より、床版を構成する床根太相互及び床根太と側根太との間隔を650mm以下が求められているため正しいです。
この選択肢は正しいです。
告示1540号より、床版を構成する床根太の支点間距離を8m以下としなければならないため正しいです。
この選択肢は正しいです。
許容せん断力は壁倍率に壁の長さと1.96を乗じることで求めます。
よって本選択肢においては許容せん断力を1.96kNとすることは問題ありません。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
前の問題(問60)へ
令和4年(2022年) 問題一覧
次の問題(問62)へ