第二種電気工事士の過去問
令和3年度上期 午前
配線図 問46

正解は2になります。

この問題は16番で示すボックス内の

接続にリングスリーブを使用した場合の

リングスリーブと刻印の組み合わせを

選択する問題です。

これは結線図を作成する必要があります。

書き方として、

まず右上から電源が入ってきていて、

上にスイッチが2つ

左に負荷、右に負荷、

下に電源送りしています。

右上から＋と−の2本が来ます。

その＋はスイッチへ1本、電源送りへ1本行きます。

合計3本です。

−は左の負荷に1本、右の負荷に1本、

下の電源送りへ1本　合計4本です。

そして、

スイッチからの返り線が

セで1本きて、左の負荷セへ1本

合計2本です。

スイッチの返り線のスが

1本きて、右の負荷スに1本

合計2本です。

使用されるリングスリーブは、

1.6ｍｍ×4本で　小　刻印小

1.6ｍｍ×3本で　小　刻印小

1.6ｍｍ×2本で　小　刻印〇

1.6ｍｍ×2本で　小　刻印〇

になります。

よって正解は2となります。

正解は２です。

この問題は出題科目「配線図」からの出題です。

この問題では下記の知識を求められています。

＜必要知識＞

◯複線図を理解している。

◯リングスリーブの大きさと電線、刻印の組み合わせを理解している。

リングスリーブはVVF１.６が２～４本まではリングスリーブ小を使用し、VVF１.６が２本の場合は圧着マークは極小◯、その他の圧着マークは小になります。

⑯のボックス内では、下記が接続されています。

電源bからの接地側電線がボックス内で（シャンデリアのセ、引掛シーリングのス、ベランダの白熱灯のソ用のボックス）に分岐され、接地側電線４本の接続点が出来ます。

この接続点ではVVF１.６が４本のため、リングスリーブは小、圧着マークも小です。

電源bからの非接地側電線がボックス内で、（シャンデリアのセと引掛シーリングのス用のスイッチ、ベランダの白熱灯のソ用のボックス）に分岐され、非接地側電線３本の接続点が出来ます。

この接続点ではVVF１.６が３本のため、リングスリーブは小、圧着マークも小です。

シャンデリアのセとそのスイッチを接続し、電線２本の接続点が出来ます。

この接続点ではVVF１.６が２本のため、リングスリーブは小、圧着マークは極小◯です。

引掛シーリングのスとそのスイッチを接続し、電線２本の接続点が出来ます。

この接続点ではVVF１.６が２本のため、リングスリーブは小、圧着マークは極小◯です。

よって正解は2になります。

この部分の複線図を描くと

　A・電源の白から、スの引っ掛けシーリング、セのシャンデリア、ソの回路への電源送りへの4本接続

　B・電源の黒から、スおよびセのスイッチ、ソの回路への電源送りへの3本接続

　C・スのスイッチ、スの引っ掛けシーリングの2本接続

　D・セのスイッチ、セのシャンデリアの2本接続

の4箇所となります。

ここで使用するリングスリーブの選定方法は1.6mm=2sq、2.0mm=3.5sqと換算し

・8sq以下は小　（1.6mm2本の場合は◯で圧着）

・8sqより上で14sq以下で中

・14sqより上は大

で決められています。

設問ではすべてVVF1.6mm（2sq）を使うと書いているので

Aは8sqで小、Bは6sqで小、CとDは1.6mm2本なので◯で圧着します。

よって正解は２です。