第二種電気工事士の過去問
令和3年度下期 午後
配線図 問49

１：×

写真の材料は、ねじなしボックスコネクタです。

ねじなし電線管をボックスに接続するための材料ですので、金属管の支持には使用しません。

よって、誤った選択肢です。

２：○

写真の材料は鋼帯支持金具（パイラック）です。

造営材などに金属管を指示するために使用します。

正しい選択肢です。

３：×

写真の材料はユニバーサルエルボです。

露出配管工事の90°屈曲部の配管接続に用いるための材料ですので、金属管の支持には使用しません。

よって、誤った選択肢です。

４：×

写真の材料は、ねじなしカップリングです。

ねじなし電線管同士の接続に用いるための材料ですので、金属管の支持には使用しません。

よって、誤った選択肢です。

⑲ は外径31mmのネジなし電線管で、中には三相電源用のIV線が3本通って、電熱器制御盤まで行きます。

この構成は、P-1電源盤の e から、三相3線式の200 V電源線が露出配線で ⑳ のボックスまで行き、ボックス内で三相3線式電源線を、IV線で3本に接続します。

ボックスに接続したネジなし管用のボックスコネクタから、ネジなし電線管(E19)が出て、電熱器制御盤まで通します。

ネジなし電線管は露出配管なので、工場の天井近くの鉄骨近くを通して制御盤まで来るものと想定できます。そのため、電線管を支持する必要があり、電線管用支持金具(パイラック)で、鉄骨と管の間に挟んで電線管を支持します。