第二種電気工事士の過去問
令和4年度上期 午後
一般問題 問17

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問題

第二種 電気工事士試験 令和4年度上期 午後 一般問題 問17 (訂正依頼・報告はこちら)

写真に示す器具の名称は。
問題文の画像
  • 配線用遮断器
  • 漏電遮断器
  • 電磁接触器
  • 漏電警報器

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この過去問の解説 (4件)

01

写真は漏電遮断器です。

漏電遮断器の特徴は「テストボタン」(写真のねずみ色の部分)があるかないかです。漏電したときの挙動をチェックできるということですね。

テストボタンがないものは配線用遮断器でいわゆるブレーカーになります。

平成24年ではこちらが正答になっている問題が出題されているので違いを確認しておいてください。

https://kakomonn.com/2shudenkikoujishi/questions/10107

漏電警報器は、似た形の製品もあるかもしれませんが基本的には「警報」を出すためのスピーカーがついているはずです。

「電子接触器」はコイルを利用して接点の開閉を行う装置です。併せて写真を確認しておくとよいでしょう。

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02

答えは、漏電遮断器です。

写真で黄色と灰色のボタンのようなものが見えると思いますが、黄色いものは漏電表示装置です。

漏電していると、この部分が飛び出します。

灰色のボタンはテストボタンと呼ばれており、押した際に漏電表示装置が飛び出し、回路が遮断されれば正常に動作しているというものです。

この2つのボタンの有無で見分けることができます。

参考になった数4

03

写真は、漏電遮断器(過負荷保護付)です。以下の表示などから判断できます。

・定格感度電流の表示があります。

・定格遮断電流の表示があります。地絡で遮断時に飛び出す黄色のボタンがあります。

・テスト用のボタンがあります。

・3φ3Wの三相3線式の表示があります。

漏電遮断器は、地絡が発生したときに電路を遮断する電気器具です。過負荷保護付きは過電流が流れたときに、電路を遮断します。

選択肢1. 配線用遮断器

×

誤りです。

過電流が流れたときに電路を遮断する電気器具です。なお、配線用遮断器の図記号 □+Bの横の表示にMがあれば、電動機保護機能付き灰専用遮断器です。

選択肢2. 漏電遮断器

正解です。

選択肢3. 電磁接触器

×

誤りです。

制御回路からの信号で電磁接触器の接点を開放します。電磁開閉器は、電磁接触器と熱動継電器に分かれて1つの開閉器となっています。

選択肢4. 漏電警報器

×

誤りです。

漏電火災警報器は、変流器と受信機で構成され、変流器で変圧器からの漏電を検出して、受信機に漏電の大きさを判定し、設定値以上で警報を発出します。(消防法による検定品です)

まとめ

選択肢にある器具の写真だけを見ると、皆、同じような形をしています。しかし、皆、違うのは、表示の内容とテストボタンや手動スイッチなどなどのスイッチ機構です。

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04

正解は漏電遮断器です。

まず、電磁接触器は形が明らかに違うので除外できます。

問題は、漏電警報器と配線用遮断器とが少し形が似ています。

しかし、漏電遮断器には,動作を確認するテストボタン(漏電電流を模擬したテスト装置)があります。

よって、ボタンの有無で答えが漏電遮断器だとわかります。

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