第二種電気工事士の過去問
令和4年度上期 午後
配線図 問44

複線図を描いてもよいですが、書かなくても解けます。

ポイントは⑭のケーブルの左側にスイッチと負荷（ライト）があり、「コ」のスイッチを使うライトが右側にあることです。

なので、「非接地（黒）」「接地（白）」「スイッチ用（基本は赤）」の3本が必要になります。

したがって正解は２です。

スイッチを使う負荷が反対側に複数あったり、３路スイッチがあったりする場合はもっと複雑ですが、この内容であれば上記の方法で解くことができます。

正解は２です。

ジョイントボックス間の電線は、まずは接地側電線と非接地側電線です。

この問題の場合、⑮ のジョイントボックスに接続されているスイッチは、⑯ のジョイントボックスに接続されているシーリングライトと対応することになっています。

よって、接地側電線と非接地側電線のほかに、上記のために一本の電線が必要になります。

よって、３心一本を使えばよいため、正解は２となります。

⑭ の配線は、ジョイントボックス(以後JBと言います) ⑯ とJB ⑮ 間の往来する配線です。

JB ⑯ に入る配線は、電源盤の c 電源から来る100 V電源で、接地線と非接地線です(以後は接地線 W、非接地線 Bと言います)。電源からのWとB配線は、コンセント、JB ⑮ 、階段下のJB へと配線されます。

ここまでで、⑭ の配線には、電源線Bと電源線W 2配線が含まれます。

JB ⑯ から出る配線は、和室前のシーリングライト(以後CLとします)「コ」への接地側へのW電源線とCL「コ」の負荷側の配線が接続されます。

この配線は、玄関側にあるスイッチ「コ」の負荷側の接点からJB ⑮ を通して、玄関前のダウンライト「コ」の負荷側への配線に分かれて、JB ⑯ を通して和室前の CL「コ」の負荷側に接続されます。この配線は ⑭ に含まれます。

以上から、⑭ の配線は、電源線BとW、スイッチ「コ」から来る和室前の CL「コ」の負荷側配線、合計3配線となります。