第二種電気工事士の過去問
令和4年度下期 午後
一般問題 問16
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問題
第二種 電気工事士試験 令和4年度下期 午後 一般問題 問16 （訂正依頼・報告はこちら）
写真に示す材料の名称は。
- 無機絶縁ケーブル
- 600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル平形
- 600V架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル
- 600Vポリエチレン絶縁耐燃性ポリエチレンシースケーブル平形
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この過去問の解説 （3件）
01
今回の問題は、写真を見てケーブルの種類を特定する問題です。
写真から、TAINENとEM 600VEEF／Fの記号が読み取れます。
記号から、600Vポリエチレン絶縁耐燃性ポリエチレンシースケーブル平型と分かります。
×
MIが記号です。
×
600V VVFが記号です。
×
600V CVが記号です。
○
正解です。
600Vポリエチレン絶縁耐燃性ポリエチレンシースケーブル平形の最初の記号のEMはエコまたは耐燃性の意味です。
600V以下の電力用ケーブルとして使用され、絶縁体の許容温度は75℃です。
中心に導体がありその周囲にポリエチレンの絶縁体で覆い、2本の導線全体を耐燃性ポリエチレンシースで囲った構造となっています。
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02
ケーブルの写真から、"TAINEN" "EM 600V EEF/F"という文字が読み取れます。"TAINEN"はそのまま耐燃という意味で、"EM EEF/F"はEco Material polyEthylene insulated polyEthylene sheathed Flat type cable/Flame retardant の略です。
当然、フルネームは覚える必要はありません。
エコマテリアルとあることから、環境に配慮した素材を用いているため、エコケーブルとも呼ばれます。
技能試験でも登場するので、覚えておきましょう。
MIが正解です。
VVFが正解です。
技能試験で最もよく使われます。
CVが正解です。
ポリエチレンは柔軟性や耐食性、衝撃性に優れていますが、耐熱性が劣ります。
そこで、ポリエチレンの分子を網目状に架橋し、補強されています。
正解です。
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03
写真はVVFケーブルになりますが、【EM-EEF】とあるので600Vポリエチレン絶縁耐燃性ポリエチレンシースケーブル平形です。
通称エコケーブルと呼ばれています。特徴は被覆材にハロゲンを含まないため、焼却時に煙の発生が少なく、ハロゲンガス、腐食性ガスの発生も無く、リサイクル性も良いケーブルです。
無機絶縁ケーブルとはMIケーブルと呼ばれる物です。なので不適切です。
600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル平形はVVFケーブルと呼ばれています。見た目は問題の写真と似ていますが、被覆材の色が若干違うのとEMという表記がないのでこちらは不適切となります。
600V架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブルはCVケーブルと呼ばれています。なので不適切です。
600Vポリエチレン絶縁耐燃性ポリエチレンシースケーブル平形はEM-EEFケーブルと呼ばれており問題の写真とも合致するので適切です。
EM-EEFケーブルの問題については、過去にも出題されており、名称を答えるだけではなく特徴を解答するというパターンもあるので、大まかな特徴などは覚えるようにしましょう。
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