第二種電気工事士の過去問
令和4年度下期 午後
一般問題 問23
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問題
第二種 電気工事士試験 令和4年度下期 午後 一般問題 問23 (訂正依頼・報告はこちら)
低圧屋内配線工事で、600Vビニル絶縁電線を金属管に収めて使用する場合、その電線の許容電流を求めるための電流減少係数に関して、同一管内の電線数と電線の電流減少係数との組合せで、誤っているものは。
ただし、周囲温度は30℃以下とする。
ただし、周囲温度は30℃以下とする。
- 2本 0.80
- 4本 0.63
- 5本 0.56
- 6本 0.56
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この過去問の解説 (2件)
01
本問は、同一管内に納められる電線の本数と、電流減少係数の問題です。
電線の本数と電流減少係数の関係は、次の表のようになっています。
――――――――――――――――
電線の本数 電流減少係数
================
3本以下 0.70
――――――――――――――――
4本 0.63
――――――――――――――――
5~6本 0.56
――――――――――――――――
*「内線規程」からの規定値です。
×
2本では0.70です。
○
○
○
<参考>
電流減少係数の覚え方として、それぞれの数値の差は、0.07です。
問題の場合です。このルールに従わない数値が誤りと判断できます。
ただし、本数が2桁台になると、合わなくなりますが、第2種電気工事士試験では、5本、6本までの出題でしょうから、0.07のルールで十分でしょう。
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02
同一管内の電線数と電線の電流減少係数との組合せは次のようになります。
・電線本数3本以下の時の電流係数0.70
・電線本数4本の時の電流係数0.63
・電線本数5本又は6本の時の電流係数0.56
本数が増えるほど係数値が下がるので許容電流値も下がるという事が分かります。
電線本数が2本の場合は電流係数が0.70なので不適切です。
電線本数が4本の場合は電流係数が0.63なので適切です。
電線本数が5本の場合は電流係数が0.56なので適切です。
電線本数が6本の場合も電流係数が0.56なので適切です。
電線本数と電流減少係数の関係性は暗記するしかないので繰り返し学習しましょう。
3本以下の0.70を基準としたときに、本数が増えるごとに0.07ずつ減ると覚えておきましょう。
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