第二種電気工事士の過去問
令和4年度下期 午後
配線図 問17

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問題

第二種 電気工事士試験 令和4年度下期 午後 配線図 問17 (訂正依頼・報告はこちら)

図は、木造3階建住宅の配線図である。この図に関する次の問いに対して、答えを1つ選びなさい。

【注意1.】屋内配線の工事は、特記のある場合を除き600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル平形(VVF)を用いたケーブル工事である。
【注意2.】屋内配線等の電線の本数、電線の太さ、その他、問いに直接関係のない部分等は省略又は簡略化してある。
【注意3.】漏電遮断器は、定格感度電流30mA、動作時間0.1秒以内のものを使用している。
【注意4.】選択肢(答え)の写真にあるコンセント及び点滅器は、「JIS C 0303:2000構内電気設備の配線用図記号」で示す「一般形」である。
【注意5.】ジョイントボックスを経由する電線は、すべて接続箇所を設けている。
【注意6.】3路スイッチの記号「0」の端子には、電源側又は負荷側の電線を結線する。

この配線図の施工で、一般的に使用されることのないものは。
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この過去問の解説 (2件)

01

今回の問題も、前問と同じように、使用されない工具や材料などを探す問題です。

選択肢1. 解答選択肢の画像

×

図は呼び線挿入器に入っているワイヤで、呼び線挿入器は電線管に電線を通すときに使用します。電線管は、隠ぺい箇所などで使われる可能性がありますが、⑧の埋設電線管(PF22)では、使用されている工具です。

選択肢2. 解答選択肢の画像

図は、プリカナイフで、2種金属製可とう電線管の切断に使用される工具です。

図面からは、2種金属製可とう電線管が使用されている所はありません。したがって、使用されない工具です。

選択肢3. 解答選択肢の画像

×

図は、げんのう(金づち)でステップルの打込みで使用されます。ステップルはケーブルを固定させる材料ですので、隠ぺい箇所が多くあり、ステップルも大量に使用されていると考えられます。したがって、使用される工具です。

選択肢4. 解答選択肢の画像

×

図は、木工ドリルで、木材に穴を開けるときに、電動ドリルに取り付けて使用します。木造住宅ですので、穴を開ける必要は多くあり、使用される工具の一つです。

まとめ

今回の問題では、図面上から、使用されている・されていないという図記号などなく、可能性の大きさから、使用の可否を判断しています。

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02

電気工事で使用する工具についての問題です。写真の工具に対してどのような工事で使用するのかを理解しているかがポイントです。

選択肢1. 解答選択肢の画像

図は呼び線(スチール線)です。電線管にケーブルを入線する際に使用されます。図面上では⑧の配線が電線管による埋設配管なのでそちらで使用します。

選択肢2. 解答選択肢の画像

図はプリカナイフといいます。2種金属可とう電線管(プリカチューブ)の切断に用います。配線図ではプリカチューブを使用している箇所はないので、このプリカナイフも使用しません。

選択肢3. 解答選択肢の画像

ステップルでケーブルを支持する際に図のハンマーを使用します。木造住宅なので造営材にケーブルを支持する可能性が高いからこの配線図上の工事では使用すると判断します。

選択肢4. 解答選択肢の画像

図は木材などに穴を開ける際に使用される木工用のきりです。通称ギムネといいます。電動ドリルに取り付けた上で使用します。配線図の工事は木造住宅工事であるのでこの工具は使用します。

まとめ

工具の名称をただ単に覚えるだけではなく、使用用途や場所なども連動して覚えましょう。

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