第二種電気工事士の過去問
令和5年度下期 午前
一般問題 問10
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問題
第二種 電気工事士試験 令和5年度下期 午前 一般問題 問10 （訂正依頼・報告はこちら）
低圧屋内配線の分岐回路の設計で、配線用遮断器、分岐回路の電線の太さ及びコンセントの組合せとして、適切なものは。
ただし、分岐点から配線用遮断器までは3m、配線用遮断器からコンセントまでは8mとし、電線の数値は分岐回路の電線（軟銅線）の太さを示す。
また、コンセントは兼用コンセントでは定格電流30Aのないものとする。
ただし、分岐点から配線用遮断器までは3m、配線用遮断器からコンセントまでは8mとし、電線の数値は分岐回路の電線（軟銅線）の太さを示す。
また、コンセントは兼用コンセントでは定格電流30Aのないものとする。
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この過去問の解説 （2件）
01
分岐回路は過電流遮断器の容量によって、電灯やコンセントの容量と配線の太さが定められています。
過電流遮断器
定格電流
コンセント
の定格電流
15Aのヒューズか
配線用遮断器の
分岐回路
直径
1.6mm以上
20Aの配線用遮断器の
分岐回路
15Aを超え
20A以下
直径
1.6mm以上
20Aのヒューズ
分岐回路
15Aを超え
20A以下の
ヒューズ
直径
2.0mm以上
30Aのヒューズか
配線用遮断器の
分岐回路
20Aを超え
30A以下
直径
2.6mm以上
(断面積
5.5mm2以上)
40Aのヒューズか
配線用遮断器の
分岐回路
30Aを超え
40A以下
断面積
8mm2以上
50Aのヒューズか
配線用遮断器の
分岐回路
40Aを超え
50A以下
断面積
14mm2以上
誤
20Aの配線用遮断器の分岐回路には、20A以下のコンセントを取付けるため、30Aのコンセントは誤りです。なお、配線の太さ2.0mmは、1.6mm以上が規格で問題ありません。
誤
30Aの配線用遮断器の分岐回路では、2.6mm以上の配線を用いますので、2.0mmは誤りです。なお、20Aコンセント2個の取付けは、問題ありません。
誤
30Aの配線用遮断器の分岐回路では、20～30Aのコンセントを取付けますので、15Aは誤りです。15Aのコンセントを使用するのであれば、15Aの配線用遮断器を使います。
正
50Aの配線用遮断器の分岐回路では、50Aのコンセントを設置し、配線サイズは14mm2以上ですので、誤りはありません。
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02
低圧分岐回路の配線用遮断器、電線太さ及びコンセントの定格電流の組み合わせは以下の通り決められています。
20Aの配線用遮断器の分岐回路に30Aのコンセントは接続できません。
したがって不正解です。
30Aの配線用遮断器の分岐回路に接続する電線は2.6mm以上必要であり、2.0mmの電線は接続できません。
従って不正解です。
30Aの配線用遮断器の分岐回路に接続できるコンセントの定格電流は、20A以上30A以下です。
定格電流15Aのコンセントは接続できません。
従って不正解です。
50Aの配線用遮断器の分岐回路に接続できる電線とコンセントの定格電流はそれぞれ14mm2以上、40A以上50A以下になります。
規格を満たしているので正解です。
低圧分岐回路の配線用遮断器、電線太さ及びコンセントの定格電流の組み合わせはよく出題されるので、表を覚えておきましょう。
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