第二種電気工事士の過去問
令和5年度下期 午後
一般問題 問6

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問題

第二種 電気工事士試験 令和5年度下期 午後 一般問題 問6 (訂正依頼・報告はこちら)

図のような三相3線式回路で、電線1線当たりの抵抗値が0.15Ω、線電流が10Aのとき、この配線の電力損失[W]は。
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この過去問の解説 (3件)

01

線電流値をI、1線当たりの抵抗値をrとすると三相3線式回路の

配線の電力損失は以下の様に求められます。

 

3×I2[A]×r[Ω]=3×10×0.15=45[W]

選択肢1. 2.6

不正解です。

選択肢2. 15

不正解です。

この値は1線当たりの電力損失です。

選択肢3. 26

不正解です。

選択肢4. 45

正解です。

まとめ

抵抗負荷以外の部分で発生する電力が電力損失となります。

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02

電力損失は、3パターンの配電によって公式が異なり

・単相2線式、3線式・・・2I²R

・三相3線式・・・3I²R

この公式を知らないと求める事が出来ません。

したがって事前にこれらの公式はしっかり覚えておきましょう。

選択肢1. 2.6

計算してもこの値にはなりません。

選択肢2. 15

計算してもこの値にはなりません。

選択肢3. 26

計算してもこの値にはなりません。

選択肢4. 45

この三相3線式の電力を求めるとI²Rなので10x10x0.15=15Wとなります。

また電力損失の公式により3x15=45Wとなります。

まとめ

覚え方として全てI²Rが入る事を前提に、単相は「2」三相は「3」をさらに掛けて求めると覚えましょう。

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03

線抵抗 R=0.15 [Ω]に電流が I=10 [A]流れるため、この先行での電力損失W [W]は、

W = I2 × R =100×0.15=15 [W]

 

配線に電流が流れる箇所は3箇所あり、電流値と線抵抗が等しいため、Wの3倍がトータルの電力損失になります。

 

よって、3 [電線]×15 [W] =45 [W] です。

選択肢1. 2.6

どのような計算でこの値が出たか分かりませんが、計算の誤りです。

選択肢2. 15

電力損失=電流×抵抗 で求めた値と思われますが、これは電圧降下になります。

さらに、3箇所あることも入っていません。

選択肢3. 26

どのような計算でこの値が出たか分かりませんが、計算の誤りです。

選択肢4. 45

解説の通りの電力損失の値です。

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