第二種電気工事士の過去問
令和5年度下期 午後
一般問題 問21
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問題
第二種 電気工事士試験 令和5年度下期 午後 一般問題 問21 （訂正依頼・報告はこちら）
店舗付き住宅の屋内に三相3線式200V、定格消費電力2.5kWのルームエアコンを施設した。このルームエアコンに電気を供給する電路の工事方法として、適切なものは。
ただし、配線は接触防護措置を施し、ルームエアコン外箱等の人が触れるおそれがある部分は絶縁性のある材料で堅ろうに作られているものとする。
ただし、配線は接触防護措置を施し、ルームエアコン外箱等の人が触れるおそれがある部分は絶縁性のある材料で堅ろうに作られているものとする。
- 専用の過電流遮断器を施設し、合成樹脂管工事で配線し、コンセントを使用してルームエアコンと接続した。
- 専用の漏電遮断器（過負荷保護付）を施設し、ケーブル工事で配線し、ルームエアコンと直接接続した。
- 専用の配線用遮断器を施設し、金属管工事で配線し、コンセントを使用してルームエアコンと接続した。
- 専用の開閉器のみを施設し、金属管工事で配線し、ルームエアコンと直接接続した。
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この過去問の解説 （3件）
01
ルームエアコンに関する問題で押さえる事として、
・コンセントは使用不可
・直接接続
・専用の配線用遮断器と漏電遮断器を施設する
この3つを押さえておけば問題ないかと思いますので、しっかり押さえておきましょう。
誤った記述です。
コンセントは使用できません。
正しい記述です。
漏電遮断器の施設と、直接接続のポイントを押さえています。
誤った記述です。
コンセントの文字が見えたら問答無用で誤りと判断しましょう。
誤った記述です。
直接接続は問題ありませんが、専用の開閉器のみではなく漏電遮断器も施設する必要があります。
冒頭のポイントを押さえておけば、エアコン関係の問題は難なく解けると思うので、忘れないようにしましょう。
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02
住宅の屋内電路の対地電圧は150V以下でなければいけませんが、
定格消費電力2kW以上の機器に電気を供給する場合は
以下の条件を満たすことで、対地電圧300V以下でも使用できます。
・配線と機器を直接接続する。
・専用の漏電遮断器と過電流遮断器を取り付ける。
不正解です。
2kW以上の機器には直接接続しないといけないので、
コンセントを使っての接続は出来ません。
正解です。
漏電遮断器と過電流遮断器の使用と直接接続
どちらも条件を満たしています。
不正解です。
2kW以上の機器には直接接続しないといけないので、
コンセントを使っての接続は出来ません。
不正解です。
専用の漏電遮断器と過電流遮断器の施設が必要なので、
開閉器のみは接続できません。
定格消費電力が異なるパターンの問題も出題されるので
数年分の過去問を解いて練習しておきましょう。
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03
三相3線式200Vの大型エアコンを設置するときは、次を守って工事をします。
・接触防護措置を施します。
・電気機器と屋内配線は、コンセントを使用せず、直接接続します。
・専用の開閉器と過電流遮断器を専用回路で設けます。
・漏電遮断器を設置します。
誤
コンセントの接続はできないため、「コンセントを使用してルームエアコンと接続」は誤りです。
正
漏電遮断器設置、ケーブルはルームエアコンと直接接続と、条件を満たしています。
誤
コンセントを使用してルームエアコンと接続は、直接機器間の接続が必要です。
誤
開閉器のみではなく、過電流遮断器のある開閉器が必要です。
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