第二種電気工事士の過去問
令和5年度下期 午後
配線図 問4

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問題

第二種 電気工事士試験 令和5年度下期 午後 配線図 問4 (訂正依頼・報告はこちら)

図は、鉄骨軽量コンクリート造店舗平屋建の配線図である。この図に関する次の問いに対して、答えを1つ選びなさい。

【注意1】屋内配線の工事は、特記のある場合を除き600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル平形(VVF)を用いたケーブル工事である。
【注意2】屋内配線等の電線の本数、電線の太さ、その他、問いに直接関係のない部分等は省略又は簡略化してある。
【注意3】漏電遮断器は、定格感度電流30mA、動作時間0.1秒以内のものを使用している。
【注意4】選択肢(答え)の写真にあるコンセント及び点滅器は、「JIS C0303:2000構内電気設備の配線用図記号」で示す「一般形」である。
【注意5】ジョイントボックスを経由する電線は、すべて接続箇所を設けている。
【注意6】3路スイッチの記号「0」の端子には、電源側又は負荷側の電線を結線する。

④で示す低圧ケーブルの名称は。
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この過去問の解説 (3件)

01

このケーブルを確認すると「CVT」とあるので、これは「架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル」となります。

他の選択肢の配線図での表記についても解説するので各選択肢しっかり確認して下さい。

選択肢1. 引込用ビニル絶縁電線

引込用ビニル絶縁電線は「DV」なので誤りです。

選択肢2. 600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル平形

600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル平形は電気工事士ではお馴染みの「VVF」なので誤りです。

選択肢3. 600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル丸形

600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル丸形は「VVR」なので誤りです。

選択肢4. 600V架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル(単心3本のより線)

600V架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブルは「CV」なので正しいです。ちなみにCVTのTは3本という意味です。

まとめ

CV線以外にもVVFやVVRは他の問題や技能試験でも何度も見る事になるので、ここでしっかり覚えておきましょう。

参考になった数1

02

④のケーブルには「CVT38」という

表記がされているので、CVTケーブルが使われています。

 

CVTケーブルは単芯3本よりあわせの架橋ポリエチレン絶縁ビニルシース電線になります。

選択肢1. 引込用ビニル絶縁電線

不正解です。

引込用ビニル絶縁電線の表記は「DV」です。

選択肢2. 600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル平形

不正解です。

ビニルシースケーブル平形の表記は「VVF」です。

 

選択肢3. 600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル丸形

不正解です。

ビニルシースケーブル丸形の表記は「VVR」です。

選択肢4. 600V架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル(単心3本のより線)

正解です。

まとめ

「CVT」の後ろの数字は電線の断面積を意味しており、

この場合は公称断面積38㎜2の電線を使用するという意味になります。

参考になった数0

03

対象となるケーブルは、CVT38 です。

CV線は、3芯シースケーブルに対し、CVT線は、3線のより線です。

電線は単相3線の100V/200Vです。

CVT線はCV線に比べ、シースがないだけ放熱性が良く許容電流が大きくとれる、また、曲げやすく施工性が良いなどの利点があります。

また、CVT線は、線ごとに架橋ポリエチレンで覆われ、その上にビニルシースで覆われます。

選択肢1. 引込用ビニル絶縁電線

ビニル絶縁ではありません。

選択肢2. 600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル平形

シースケーブル平型でありません。

選択肢3. 600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル丸形

シースケーブル丸形で、3芯シースケーブルのCV38となります。

選択肢4. 600V架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル(単心3本のより線)

架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブルで、3本のより線です。

参考になった数0