クレーン・デリック運転士 過去問
平成31年（2019年）4月
問24 (原動機及び電気に関する知識 問24)
問題文
クレーンの電動機の付属機器に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
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問題
クレーン・デリック運転士試験 平成31年（2019年）4月 問24（原動機及び電気に関する知識 問24） （訂正依頼・報告はこちら）
クレーンの電動機の付属機器に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
- ユニバーサル制御器は、一つのハンドルを前後左右や斜めに操作できるようにし、二つの制御器を同時に又は単独で操作できる構造になっている。
- 配線用遮断器は、通常の使用状態の電路の開閉のほか、過負荷、短絡などの際には、自動的に電路の遮断を行う機器である。
- 巻線形三相誘導電動機又は直流電動機の速度制御に用いられる抵抗器には、特殊鉄板を打ち抜いたもの又は鋳鉄製の抵抗体を絶縁ロッドで締め付け、格子状に組み立てたものがある。
- 無線操作用の制御器には、切り替え開閉器により、機上運転に切り替えることができる機能を持つものがある。
- エンコーダー型制御器は、ハンドル位置を連続的に検出し、電動機の主回路を直接開閉する直接制御器である。
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この過去問の解説 （2件）
01
ユニバーサル制御器は、一つのハンドルを前後左右や斜めに操作できるようにし、二つの制御器を同時に又は単独で操作できる構造になっています。
2 . 正しいです。
配線用遮断器は、通常の使用状態の電路の開閉のほか、過負荷、短絡などの際には、自動的に電路の遮断を行う機器です。
3 . 正しいです。
巻線形三相誘導電動機又は直流電動機の速度制御に用いられる抵抗器には、特殊鉄板を打ち抜いたもの又は鋳鉄製の抵抗体を絶縁ロッドで締め付け、格子状に組み立てたものがあります。
4 . 正しいです。
無線操作用の制御器には、切り替え開閉器により、機上運転に切り替えることができる機能を持つものがあります。
5 .誤りです。
エンコーダー型制御器は、ハンドル位置を連続的に検出し、電動機の主回路を間接開閉する間接制御器です。
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02
付属機器に関する問題です。
付属機器もクレーンを扱う上で重要な設備となるので、しっかり理解しておきましょう。
正しい記述です。
ユニバーサル制御器は、一つのハンドルを前後左右や斜めに操作できるようにし、二つの制御器を同時に又は単独で操作できる構造になっています。実際にクレーンを操作する時は同時に操作する事が多いです。
正しい記述です。
配線用遮断器は、通常の使用状態の電路の開閉のほか、過負荷、短絡などの際には、自動的に電路の遮断を行う機器です。ブレーカーとも言います。
正しい記述です。
巻線形三相誘導電動機又は直流電動機の速度制御に用いられる抵抗器の中には特殊鉄板を打ち抜いたもの又は鋳鉄製の抵抗体を絶縁ロッドで締め付けてから格子状に組み立てたものもあります。
正しい記述です。
無線操作用の制御器には、切り替え開閉器により、機上運転に切り替えることができる機能を持つものもあります。状況に応じて使い分ける工場なども多いです。
エンコーダー型制御器は、ハンドル位置を連続的に検出し、電動機の主回路を直接開閉ではなく間接的に開閉する間接制御器となります。
制御器はそれぞれ特徴が異なり、用途によって使い分ける必要があるので、それぞれの特徴を確実に押さえて作業に取り組むようにして下さい。
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