クレーン・デリック運転士の過去問
令和4年(2022年)4月
クレーン及びデリックに関する知識 問6
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問題
クレーン・デリック運転士試験 令和4年(2022年)4月 クレーン及びデリックに関する知識 問6 (訂正依頼・報告はこちら)
クレーンの給油及び点検に関する次のAからEの記述について、適切でないもののみを全て挙げた組合せは( 1 )~( 5 )のうちどれか。
A ワイヤロープの点検で直径を測定する場合は、フックブロックのシーブを通過する頻度が高い部分を避け、エコライザシーブの下方1m程度の位置で行う。
B 軸受へのグリースの給油は、平軸受(滑り軸受)では毎日1回程度、転がり軸受では6か月に1回程度の間隔で行う。
C 給油装置は、配管の穴あき、詰まりなどにより給油されないことがあるので、給油部分から古い油が押し出されている状態などにより、新油が給油されていることを確認する。
D 油浴式給油方式の減速機箱の油が白く濁っている場合は、水分が多く混入しているおそれがある。
E グリースカップ式の給油方法は、グリースカップから一定の圧力で自動的にグリースが圧送されるので、給油の手間がかからない。
A ワイヤロープの点検で直径を測定する場合は、フックブロックのシーブを通過する頻度が高い部分を避け、エコライザシーブの下方1m程度の位置で行う。
B 軸受へのグリースの給油は、平軸受(滑り軸受)では毎日1回程度、転がり軸受では6か月に1回程度の間隔で行う。
C 給油装置は、配管の穴あき、詰まりなどにより給油されないことがあるので、給油部分から古い油が押し出されている状態などにより、新油が給油されていることを確認する。
D 油浴式給油方式の減速機箱の油が白く濁っている場合は、水分が多く混入しているおそれがある。
E グリースカップ式の給油方法は、グリースカップから一定の圧力で自動的にグリースが圧送されるので、給油の手間がかからない。
- A,B,C
- A,D,E
- A,E
- B,C
- C,D,E
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この過去問の解説 (1件)
01
不適切な記述は A(測定場所が間違い) と E(グリースカップ式の説明が誤り) です。
正解の組み合わせは 「A,E」 です。
この問題は、「クレーンの給油や点検」に関して正しい手順を理解し、不適切な記述を見分けることがポイントです。
A. ワイヤロープの直径測定
ワイヤロープはよく使われる部分が摩耗(すり減る)しやすいので、摩耗していない場所を測定すると意味がありません。
この記述では「頻繁に使われる部分を避けて測定する」と書かれていますが、正しくは「頻繁に使われる部分で測定する」のが基本です。
不適切な記述です。
B. 軸受へのグリースの給油頻度
軸受(シャフトを支える部分)の種類によって給油頻度が異なります:
平軸受(滑り軸受):毎日1回程度
転がり軸受:3~6か月に1回程度
この記述は正確です。
適切な記述です。
C. 給油装置の確認
給油装置が詰まったり穴が開いたりして、油が正しく行き渡らない場合があります。そのため、「古い油が押し出されているかどうか」で給油ができていることを確認します。
この記述は正しい方法を説明しています。
適切な記述です。
D. 減速機箱の油の濁り
減速機箱は、クレーンの動きをゆっくりにする重要な部品です。この中の油が白く濁っている場合、水分が混入している可能性があります。水分が入ると部品がサビたり劣化したりするので注意が必要です。
この記述は正しいです。
適切な記述です。
E. グリースカップ式の給油方法
グリースカップ式は、カップにグリースを入れて自分で手動で圧力をかける必要があります。この記述では「自動で圧送される」と書いてありますが、それは間違いです。
不適切な記述です。
クレーンの安全な運転には、定期的な点検と正しい給油が欠かせません。例えば、ワイヤロープは「使われている場所」を重点的に点検します。油やグリースは、「正しく届いているか」を目で見て確認することが大切です。
安全なクレーン操作を支えるのは、こうした細かい点検の積み重ねです! 少しずつ覚えていきましょう😊
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