クレーン・デリック運転士の過去問
令和4年(2022年)4月
原動機及び電気に関する知識 問22

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

クレーン・デリック運転士試験 令和4年(2022年)4月 原動機及び電気に関する知識 問22 (訂正依頼・報告はこちら)

図のような回路について、BC間の合成抵抗Rの値と、AC間に200Vの電圧をかけたときに流れる電流Iの値の組合せとして、正しいものは(1)~(5)のうちどれか。
問題文の画像
  • R:4Ω  I:20A
  • R:4Ω  I:50A
  • R:6Ω  I:33A
  • R:12Ω  I:17A
  • R:18Ω  I:11A

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (1件)

01

この問題について、以下の手順で解答を導きます。

 

1. BC間の合成抵抗 RBC を求めましょう。

図を見ると、BC間には 6Ωと 12Ωの抵抗が並列に接続されています。

並列接続の合成抵抗の公式: 1/RBC=1/R1+1/R2

計算: 1/RBC=1/6+1/12

​       1/RBC=2/12+1/12=3/12

よって、 RBC=12/3=4Ω

 

2. 全体の合成抵抗 Rtotalを求めましょう。

BC間の合成抵抗 RBC=4Ωは、A-B間の 6Ω と直列接続されています。

直列接続の合成抵抗は単純に加算されます:

 Rtotal=RAB+RBC

 Rtotal​=6+4=10 Ω

 

3. 回路全体に流れる電流 Iを求めましょう。

回路にかかる電圧 V=200V です。

オームの法則 I=V/Rを使います:

 I=200/10=20 A

 

以上により、

BC間の合成抵抗 R=4Ω

AC間に流れる電流 I=20 

正しい選択肢は「1. R:4Ω, I:20A」です。

 

 

選択肢1. R:4Ω  I:20A

この選択肢は正しいです。

選択肢2. R:4Ω  I:50A

この選択肢は誤りです。

選択肢3. R:6Ω  I:33A

この選択肢は誤りです。

選択肢4. R:12Ω  I:17A

この選択肢は誤りです。

選択肢5. R:18Ω  I:11A

この選択肢は誤りです。

まとめ

並列回路の計算方法:並列抵抗の公式 1/R並列=1/R1+1/R2+…を正確に使うこと。

直列回路の合成抵抗:直列接続では抵抗を単純に足し算する。

オームの法則の活用:電圧と抵抗が分かっているとき、電流を I=V/R で計算する。

単位の確認:すべての値を正しい単位で計算することでミスを防ぐ。

 

この問題を通じて、回路計算の基本的なスキルを学べます。

参考になった数0