クレーン・デリック運転士の過去問
令和4年(2022年)10月
関係法令 問3
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問題
クレーン・デリック運転士試験 令和4年(2022年)10月 関係法令 問3 (訂正依頼・報告はこちら)
次のうち、法令上、クレーンの玉掛用具として使用禁止とされていないものはどれか。
- 伸びが製造されたときの長さの6%のつりチェーン
- ワイヤロープ1よりの間において素線(フィラ線を除く。以下同じ。)の数の11%の素線が切断したワイヤロープ
- エンドレスでないワイヤロープで、その両端にフック、シャックル、リング又はアイのいずれも備えていないもの
- 使用する際の安全係数が5となるワイヤロープ
- 直径の減少が公称径の6%のワイヤロープ
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この過去問の解説 (1件)
01
使用禁止とされていないものは
「直径の減少が公称径の6%のワイヤロープ」です。
クレーンの玉掛用具として法令で使用が禁止されているものについて確認します。
この記述は誤りです。
法令では、つりチェーンが製造時の長さに比べて伸びが「5%以上」となった場合、その使用が禁止されています。この選択肢の「6%」は基準を超えているため、使用が認められません。
この記述は誤りです。
ワイヤロープでは、素線の切断数が「10%を超えた場合」、使用が禁止されています。この選択肢の「11%」は基準を超えているため、使用できません。
この記述は誤りです。
終端処理が適切に施されていないワイヤロープの使用は法令で禁止されています。終端処理がない場合、荷の固定が不安定になり、事故につながる可能性が高いためです。
この記述は誤りです。
法令では、ワイヤロープの安全係数は「6以上」である必要があります。この選択肢の「5」は基準を下回っているため、使用が認められません。
この記述は正しいです。
法令では、ワイヤロープの直径が「7%以上」減少した場合、その使用が禁止されています。この選択肢の「6%」は基準を下回っているため、使用が認められます。
玉掛用具の基準を理解し、法令に従って適切な状態の用具を使用することが重要です。
つりチェーンやワイヤロープは、使用前に基準を満たしているか確認しましょう。
特に、伸びや素線の切断、直径の減少など、法令で具体的に定められた数値基準に注意を払い、安全性を確保することが必要です。
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