クレーン・デリック運転士の過去問
令和5年(2023年)4月
関係法令 問4
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問題
クレーン・デリック運転士試験 令和5年(2023年)4月 関係法令 問4 (訂正依頼・報告はこちら)
クレーンの組立て時、点検時又は悪天候時の措置に関する記述として、法令上、誤っているものは次のうちどれか。
- 同一のランウェイに並置されている走行クレーンの点検の作業を行うときは、監視人をおくこと、ランウェイの上にストッパーを設けること等、労働者の危険を防止するための措置を講じなければならない。
- 天井クレーンのクレーンガーダの上で当該天井クレーンの点検の作業を行うときは、原則として、当該天井クレーンの運転を禁止するとともに、当該天井クレーンの操作部分に運転を禁止する旨の表示をしなければならない。
- クレーンの組立ての作業を行うときは、作業を指揮する者を選任して、その者の指揮のもとに作業を実施させるとともに、当該組立作業中に組立作業を行う区域へ関係労働者以外の労働者を立ち入らせる場合には、当該関係労働者以外の労働者についても、当該作業を指揮する者にその作業状況を監視させなければならない。
- 強風のため、ジブクレーンに係る作業の実施について危険が予想され、当該作業を中止した場合であって、当該ジブクレーンのジブが損壊するおそれがあるときは、当該ジブの位置を固定させる等の措置を講じなければならない。
- 屋外に設置されているクレーンを用いて瞬間風速が毎秒30mをこえる風が吹いた後に作業を行うときは、あらかじめ、クレーンの各部分の異常の有無について点検を行わなければならない。
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この過去問の解説 (1件)
01
誤っているものは「クレーンの組立ての作業を行うときは、作業を指揮する者を選任して、その者の指揮のもとに作業を実施させるとともに、当該組立作業中に組立作業を行う区域へ関係労働者以外の労働者を立ち入らせる場合には、当該関係労働者以外の労働者についても、当該作業を指揮する者にその作業状況を監視させなければならない」です。
この記述は正しいです。
労働者の危険を防ぐため、監視人の配置やストッパーの設置など、安全を確保する措置が法令で求められています。
この記述は正しいです。
点検中にクレーンを誤って操作して事故が発生しないよう、運転禁止の表示を行うことが法令で規定されています。
この記述は誤りです。
組立作業を行う区域への立ち入りは、関係労働者以外の立ち入りを禁止することが法令で定められています。この場合、関係者以外の労働者が立ち入ること自体が認められていません。
この記述は正しいです。
強風時にはジブが損壊しないよう、固定や安全装置を使用するなどの措置を講じることが求められています。
この記述は正しいです。
30mを超える強風の後にクレーンを使用する際には、安全確認のために点検を行うことが法令で義務付けられています。
クレーンの組立や点検時には、労働者の安全を確保するために適切な措置を講じることが法令で定められています。
組立区域への関係者以外の立ち入りは禁止されているため、安全区域を明確に設定し管理することが重要です。
悪天候時には作業を中止し、ジブやその他の構造物の固定を行うなど、危険を最小限に抑える措置が求められます。
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