クレーン・デリック運転士 過去問
令和5年(2023年)10月
問14 (関係法令 問4)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

クレーン・デリック運転士試験 令和5年(2023年)10月 問14(関係法令 問4) (訂正依頼・報告はこちら)

クレーンに係る作業を行う場合における、つり上げられている荷又はつり具の下への労働者の立入りに関する記述として、法令上、違反とならないものは次のうちどれか。
  • 陰圧により吸着させるつり具を用いて玉掛けをした荷がつり上げられているとき、つり上げられている荷の下へ労働者を立ち入らせた。
  • つりクランプ1個を用いて玉掛けをした荷がつり上げられているとき、つり上げられている荷の下へ労働者を立ち入らせた。
  • ハッカー2個を用いて玉掛けをした荷がつり上げられているとき、つり上げられている荷の下へ労働者を立ち入らせた。
  • 動力下降の方法によってつり具を下降させるとき、つり具の下へ労働者を立ち入らせた。
  • つりチェーンを用いて、荷に設けられた穴又はアイボルトを通さず、1箇所に玉掛けをした荷がつり上げられているとき、つり上げられている荷の下へ労働者を立ち入らせた。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (1件)

01

この問題はクレーンに係る作業を行う場合における、吊り荷又は吊り具の下に労働者の立入りについて記述されています。

それぞれの記述が正しいかどうか確認し、法令上、違反にならないものを特定します。

選択肢1. 陰圧により吸着させるつり具を用いて玉掛けをした荷がつり上げられているとき、つり上げられている荷の下へ労働者を立ち入らせた。

この記述は誤りです。

 

陰圧により吸着させるつり具を用いて玉掛けをした荷がつり上げられているとき、

つり上げられている荷の下へ労働者を立ち入らせてはなりません。

 

 

選択肢2. つりクランプ1個を用いて玉掛けをした荷がつり上げられているとき、つり上げられている荷の下へ労働者を立ち入らせた。

この記述は誤りです。

 

つりクランプ1個を用いて玉掛けをした荷がつり上げられているとき、

つり上げられている荷の下へ労働者を立ち入らせてはなりません。

選択肢3. ハッカー2個を用いて玉掛けをした荷がつり上げられているとき、つり上げられている荷の下へ労働者を立ち入らせた。

この記述は誤りです。

 

ハッカー2個を用いて玉掛けをした荷がつり上げられているとき、

つり上げられている荷の下へ労働者を立ち入らせてはなりません。

選択肢4. 動力下降の方法によってつり具を下降させるとき、つり具の下へ労働者を立ち入らせた。

この記述は正しいです。

 

動力下降の方法によって、つり具は制御された速度で下降させることが出来ます。

そのため安全が確保されていれば労働者がつり具の下へ労働者を立ち入ることができます。

この場合でも、周囲の安全確認や適切な指示が必要となります。

 

 

選択肢5. つりチェーンを用いて、荷に設けられた穴又はアイボルトを通さず、1箇所に玉掛けをした荷がつり上げられているとき、つり上げられている荷の下へ労働者を立ち入らせた。

この記述は誤りです。

 

つりチェーンを用いて、荷に設けられた穴又はアイボルトを通さず、

1箇所に玉掛けをした荷がつり上げられているとき、

つり上げられている荷の下へ労働者を立ち入らせてはなりません。

まとめ

この問題では、法令上つり上げられている荷又はつり具の下への

労働者の立入りることが違反とならない説明が記述されています。

他年度の試験問題では、動力下降以外の方法でと記述された設問があります。

以外の方法の場合法令違反となります。

よく問題を理解して解答していきましょう。

 

 

参考になった数7