クレーン・デリック運転士 過去問
令和7年(2025年)4月
問2 (クレーン及びデリックに関する知識 問2)
問題文
ただし、歯車A、B及びDの歯数は、それぞれ16枚、64枚及び120枚とし、BとCの歯車は同じ軸に固定されているものとする。

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問題
クレーン・デリック運転士試験 令和7年(2025年)4月 問2(クレーン及びデリックに関する知識 問2) (訂正依頼・報告はこちら)
ただし、歯車A、B及びDの歯数は、それぞれ16枚、64枚及び120枚とし、BとCの歯車は同じ軸に固定されているものとする。

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この過去問の解説 (2件)
01
この問題は複合歯車列の回転比を扱います。
ポイントは2つです。
同軸で固定された歯車同士(ここではBとC)は回転数が同じです。
かみ合う2枚の外歯車の回転数比は歯数の逆比(例:A→Bなら n_B=n_A×Z_A÷Z_B)です。
この2つを順に掛け合わせるだけで求められます。
誤りです。
21では計算が合いません。
正しいです。
計算手順を示します(n=回転数、Z=歯数)
A→B:n_B=1600×16÷64=400 rpm
BとCは同軸:n_C=n_B=400 rpm
C→D:n_D=n_C×Z_C÷120=400×Z_C÷120
与えられた n_D=80 なので、80=400×Z_C÷120 → Z_C=24。
誤りです。
Z_C=28を代入すると
n_D=400×28÷120=93.3… rpm。80になりません。
誤りです。
n_D=400×30÷120=100 rpm。80になりません。
誤りです。
n_D=400×32÷120=106.6… rpm。80になりません。
同軸固定=回転数同じ、かみ合い=歯数の逆比を落ち着いて適用します。
複合列では段ごとに比を掛け合わせ、最後に与えられた回転数に合わせて未知の歯数を解きます。
計算量自体は多くないため、比の考え方ができれば確実に得点できます。
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02
速度伝達比の問題です。一見難しそうに感じますが、ポイントとしては各歯車がどのように回転するか見極める事が重要です。
図のような二段減速の伝達比は、大きい歯車÷小さい歯車で求めます。2つあるので、それぞれ掛けたものが伝達比と等しくなります。したがって、B÷A×D÷Cとなるので、
1,600×80=64÷16×120÷C
このような式となり、この式を解くと
C=24枚となるので、この選択肢の値が適切となります。
解き方さえ分かればすぐに解ける問題なので、この解き方は覚えておきましょう。
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