クレーン・デリック運転士 過去問
令和7年(2025年)4月
問3 (クレーン及びデリックに関する知識 問3)
問題文

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問題
クレーン・デリック運転士試験 令和7年(2025年)4月 問3(クレーン及びデリックに関する知識 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

- A:素線 B:ストランド C:心綱 D:フィラー線
- A:素線 B:ストランド C:フィラー線 D:心綱
- A:ストランド B:素線 C:フィラー線 D:心綱
- A:心綱 B:素線 C:ストランド D:フィラー線
- A:心綱 B:フィラー線 C:ストランド D:素線
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この過去問の解説 (2件)
01
フィラー形ワイヤロープは、心綱(ロープの中心の芯)を囲む複数のストランド(素線を束ねた縄)でできています。
ストランドは多数の素線で構成され、その内外層のすき間を細いフィラー線で埋めて丸さと耐久性を高めます。
図では、左が外観、右が「C(=ストランド)」の断面図です。
Aは外側で太い束を指しておらず、素線ではありません。Cの矢印は長い束状部品で、心綱ではなくストランドです。
よって誤りです。
Cは外観図で引き出された太い束で、右の断面図の対象になっている「ストランド」です。フィラー線ではありません。Dも心綱ではありません。誤りです。
B=素線は合っていますが、Cはフィラー線ではありません。Cはストランド全体を指しています。Dも心綱ではありません。
誤りです。
正しい組合せです。
A:心綱…ロープ中心の芯です。
B:素線…ストランドを構成する細い1本の鋼線。図の先端で数本ほつれて見えます。
C:ストランド…多数の素線を撚り合わせた太い束。外観図で長く引き出され、右側に断面図が示されています。
D:フィラー線…Cの断面図で、内外層のすき間に入る細い充てん線です。丸さを出し、屈曲疲労に有利です。
Bはフィラー線ではなく素線を示しています。Dは素線ではなく、Cの断面図内のフィラー線を指しているため不一致、よって誤りです。
ワイヤーロープは心網の周りにストランドをより合わせて構成されています。
ストランドは素線をより合わせて構成されていて、素線の隙間にフィラー線が、摩擦を減らして素せんの断線を防ぎ型崩れを起こしにくくするために入れられています。
現場ではワイヤーロープの点検の際に必須となる知識ですので必ず覚えておきましょう。
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02
フィラー形のワイヤロープに関する問題です。この問題はワイヤロープの構造をしっかり理解していないと解けないので、忘れない様にしましょう。
ワイヤロープの中心部Aは心綱と言って、Bは素線でその素線を巻いたものがCのストランドとなります。このストランドで心綱を保護するように巻いています。
この段階で解答はこの選択肢と分かりますが、フィラー形はストランドの内部にDのフィラー線と呼ばれるものが入っています。
最低限ワイヤロープの中心は心綱、心綱を巻いているものはストランドと覚えておきましょう。それだけでもある程度選択肢を絞る事ができます。
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