クレーン・デリック運転士 過去問
令和7年(2025年)4月
問13 (関係法令 問3)
問題文
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問題
クレーン・デリック運転士試験 令和7年(2025年)4月 問13(関係法令 問3) (訂正依頼・報告はこちら)
- ワイヤロープ1よりの間において素線(フィラ線を除く。以下同じ。)の数の10%の素線が切断したワイヤロープ
- 直径の減少が公称径の8%のワイヤロープ
- リンクの断面の直径の減少が、製造されたときの当該直径の11%のつりチェーン
- 使用する際の安全係数が5となるワイヤロープ
- 伸びが製造されたときの長さの5%のつりチェーン
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この過去問の解説 (2件)
01
使用禁止となる玉掛け用具に関する問題です。それぞれの値は安全に関わる重要な値なので忘れない様にしましょう。
ワイヤロープ1よりの間において素線の数の10%以上の素線が切断したワイヤロープは使用禁止となっています。
直径の減少が公称径の7%以上のワイヤロープは使用禁止となっています。
リンクの断面の直径の減少が、製造されたときの当該直径の10%以上のつりチェーンは使用禁止となっています。
ワイヤロープの安全係数は6以上必要となります。
正しい記述です。
正確には伸びが製造されたときの長さの6%以上のつりチェーンが使用禁止となります。
特に安全係数はほぼ毎回問われるので、しっかり覚えておきましょう。
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02
安全に荷を吊る為に使用する玉掛け用具にもクレーン等安全規則で規制が設けられています。
この設問では使用禁止の閾値をきっちり覚えているかを確認します。着眼点は次の3つです。
①玉掛け用ワイヤロープの断線割合と直径減少、
②つりチェーンの伸びと断面直径減少、
③安全係数
これらは条文・通達に数字で定まっています。
使用禁止です。
基準は「1よりの間で10%以上の素線が切断していないこと」なので、10%に達した時点で不可です。
使用禁止です。
直径の減少の許容は7%以下までで、8%は超過に当たります。
使用禁止です。
リンクチェーンは直径減少10%以下が条件で、11%は超過です。
使用禁止です。
玉掛け用ワイヤロープの安全係数は6以上と定められています。5は不足です。
使用禁止ではありません。
リンクチェーンの伸びは5%以下が条件で、5%ちょうどは基準内です。
特にワイヤーロープ、吊りチェーンの安全係数や使用禁止の基準は頻出です。
覚えること自体は多く無いので細かい数字も覚えておきましょう。
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