クレーン・デリック運転士 過去問
令和7年(2025年)4月
問32 (クレーンの運転のために必要な力学に関する知識 問2)

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問題

クレーン・デリック運転士試験 令和7年(2025年)4月 問32(クレーンの運転のために必要な力学に関する知識 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

図のように天井クレーンで荷Wをつり、両側のレールが受ける力がそれぞれ294kNと196kNであるとき、レール間の距離Lの値は次のうちどれか。
ただし、重力の加速度は9.8m/s2とし、クレーンガーダ、クラブトロリ及びワイヤロープの質量は考えないものとする。
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この過去問の解説 (2件)

01

両レール反力の和は荷重Wに等しく、反力の比は荷重位置から各支点までの距離の比に等しくなります。
図より荷の位置から右レールまでの距離をb=9m、左レールまでの距離をaとします。
反力は左294kN、右196kNなので、b÷a=294÷196=3÷2となります。
よってa=9×2÷3=6m、ガーダスパンはL=aとbの和=15mです。

選択肢1. 10m

不適切です。
計算より L=15m であり、10mではありません。

 

選択肢2. 11m

不適切です。
求めた L は15mで、11mではありません。

選択肢3. 13m

不適切です。
求めた L は15mで、13mではありません。

選択肢4. 14m

不適切です。
求めた L は15mで、14mではありません。

選択肢5. 15m

適切です。
モーメントのつり合いよりa=6m、b=9m、L=15mとなります。

 

まとめ

反力の比と距離の比をb÷a=左反力÷右反力とおいて求めるのが確実です。
和で合計スパンに戻す手順を覚えておくと、数値が変わっても迷いません。

 

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02

力と距離に関する問題です。

この問題を見て左右がつりあっている点に注目して解いていきましょう。

選択肢5. 15m

荷の位置を中心に、左右がつり合っている事から

(L-9)×294=9×196

この式が成り立ちます。この式を解くと

L=15mとなるので、この選択肢の値が適切となります。

まとめ

左右の荷がつり合っているこの問題のような内容はほぼ毎回出題されるので、解き方を覚えておきましょう。

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