建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第50回(令和2年度(2020年))
問153 (清掃 問153)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第50回(令和2年度(2020年)) 問153(清掃 問153) (訂正依頼・報告はこちら)
- 事務所建築物の繊維床材の汚れは、約60%が油性のしみである。
- スポットクリーニングは、除じんで除去できない汚れがパイルの上部にあるうちに行う。
- ポリプロピレン素材は、親水性の汚れが取れにくい。
- カーペットのほつれは、年に1〜2回まとめてカットする。
- アクリル素材は、親水性の汚れが取れにくい。
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この過去問の解説 (1件)
01
「スポットクリーニングは、除じんで除去できない汚れがパイルの上部にあるうちに行う。」 が最も適当です。
汚れが繊維の奥深くに染み込む前に処置すれば、洗剤や水分の使用量を抑えつつ短時間で汚れを落とせます。
油性汚れは全体の1〜2割程度で、大部分は砂ぼこりなどの乾いた粒子です。割合が大きすぎるため不適当です。
専用洗剤とタオルで早めに処置することで、汚れが繊維の奥や裏面に移るのを防げます。最も適当な記述です。
ポリプロピレンは水を弾く性質が強く、むしろ油性汚れが残りやすい素材です。水性(親水性)汚れは比較的取りやすいため不適当です。
ほつれは放置すると広がります。見つけ次第すぐに根元でカットし、ほどけ止め処理を行うのが基本なので不適当です。
アクリルは吸水性が低めながら帯電しやすく、油性汚れの定着が問題になります。親水性汚れが特に落ちにくいわけではないため不適当です。
繊維床材の汚れの大半は乾いた粉じんで、定期的なバキューム除じんが基本です。
スポットクリーニングは「すぐに・小さく・優しく」が鉄則です。早期対応で洗剤量と作業時間を減らせます。
素材ごとの性質(親水性・親油性・帯電しやすさ)を理解し、汚れに合った洗剤と方法を選ぶことで、カーペットを長持ちさせることができます。
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