建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第51回(令和3年度(2021年))
問156 (清掃 問157)

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問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第51回(令和3年度(2021年)) 問156(清掃 問157) (訂正依頼・報告はこちら)

廃棄物の処理及び清掃に関する法律(以下「廃棄物処理法」という。)に関する次の文章の(   )内に入る語句の組合せとして、最も適当なものはどれか。

1970年に制定された廃棄物処理法では、( ア )から規定していた汚物に加えて、新たに不要物の概念を導入して廃棄物を定義し産業廃棄物と一般廃棄物に分類するとともに、( イ )が新たに法の目的に追加された。
  • ア:環境面  イ:生活環境の保全
  • ア:衛生面  イ:適正処理
  • ア:衛生面  イ:排出の抑制
  • ア:衛生面  イ:生活環境の保全
  • ア:環境面  イ:排出の抑制

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この過去問の解説 (1件)

01

正しい組合せは「ア:衛生面 イ:生活環境の保全」です。
従来は衛生面(清掃・公衆衛生中心)の考え方でしたが、1970年に廃棄物処理法が制定され、「不要物」という概念が導入されて廃棄物が一般廃棄物と産業廃棄物に分類されました。同時に、法の目的に「生活環境の保全」が新たに加わり、衛生だけでなく環境面の保全も重視する枠組みに広がりました。

選択肢1. ア:環境面  イ:生活環境の保全

不適当です。 制定前に重視されていたのは衛生面です。制定時に新たに目的へ加わったのが生活環境の保全です。

選択肢2. ア:衛生面  イ:適正処理

不適当です。 適正処理は重要な理念ですが、この設問が問う「新たに目的に追加」された語は生活環境の保全です。

選択肢3. ア:衛生面  イ:排出の抑制

不適当です。 排出の抑制は後年の循環型社会づくりで強調されますが、1970年の制定時に目的へ新規追加されたのは生活環境の保全です。

選択肢4. ア:衛生面  イ:生活環境の保全

適当です。 従来の衛生面に加え、制定時に生活環境の保全目的として新規追加されました。設問の流れ(不要物の概念導入、一般・産業の区分)とも一致します。

選択肢5. ア:環境面  イ:排出の抑制

不適当です。 旧来の基軸は衛生面であり、排出の抑制は本設問の「新規追加の目的」には当たりません。

まとめ

ポイントは次の二つです。

出発点は衛生面:従来の清掃・公衆衛生の考え方を引き継いでいます。

1970年の新機軸は生活環境の保全:不要物の概念導入、一般/産業の分類と合わせ、環境面への配慮が明確化されました。

この流れを押さえると、「ア:衛生面 イ:生活環境の保全」が選べます。

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