建築物環境衛生管理技術者の過去問
第53回(令和5年度(2023年))
給水及び排水の管理 問124
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問題
第53回 建築物環境衛生管理技術者試験 給水及び排水の管理 問124 (訂正依頼・報告はこちら)
排水再利用設備の維持管理に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- スクリーンにおいては、汚物が堆積しないように適時除去する。
- 流量調整槽においては、ポンプが正常に作動し、所定流量を保つよう調整する。
- 活性炭処理装置においては、通水速度を適正に保持する。
- ろ過装置においては、ろ材の洗浄が適切に行われていることを点検する。
- 消毒槽においては、フロック形成状態が最良であることを確認する。
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この過去問の解説 (1件)
01
この問題で覚えておくポイントは以下の通りです。
排水再利用設備の維持管理に関する問題では、排水再利用設備の処理工程について問われることがあります。
まずは処理工程の順序について、しっかりと理解しておきましょう。
正解です。
スクリーンとは、下水や排水に含まれる汚物や浮遊固形物などを除去するために使用されるものです。
適切に処理できるように、汚物が堆積しないように適時除去する必要があります。
正解です。
流量調整槽においては、ポンプが正常に作動し、所定流量を保つよう調整します。
正解です。
通水速度が早すぎた場合、活性炭へ有機物が吸着し辛くなってしまいます。
逆に通水速度が遅すぎる場合、処理をするのに余計な時間がかかってしまうので、通水速度を適正に保持する必要があるのです。
正解です。
ろ過装置は効率的に通水できるよう、ろ材の洗浄が適切に行われていることを点検する必要があります。
不正解です。
フロック形成状態が最良であることを確認するのは、消毒槽ではなく「凝集処理装置」です。
凝集処理とは、凝集剤を用いて水中の微細な粒子を効率よく沈殿させる処理方法です。
ちなみにフロックとは、活性汚泥の中に含まれる綿くず状の微生物の集合体を言います。
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