建築物環境衛生管理技術者の過去問
第53回(令和5年度(2023年))
給水及び排水の管理 問125

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問題

第53回 建築物環境衛生管理技術者試験 給水及び排水の管理 問125 (訂正依頼・報告はこちら)

建築物衛生法施行規則に規定されている雑用水の水質基準項目と基準のうち、誤っている ものはどれか。
  • 臭気 ―――――― 異常でないこと。
  • pH値 ―――――― 5.8以上 8.6以下であること。
  • 大腸菌 ――――― 検出されないこと。
  • 塩化物イオン ―― 200mg/L以下であること。
  • 濁度 ―――――― 2度以下であること。

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この過去問の解説 (1件)

01

雑用水の水質管理基準に関する問は、ビル管試験において代表的な頻出問題の一つです。

水質基準については以下の通りとなりますので、確実に覚えておくことをお勧めします。

 

pH値:5.8以上8.6以下

臭気:異常でないこと

外観:ほとんど無色透明であること

大腸菌:検出されないこと

濁度:2度以下

残留塩素:遊離残留塩素0.1mg/L以上(結合残留塩素の場合、0.4mg/L以上)

 

選択肢1. 臭気 ―――――― 異常でないこと。

正解です。

選択肢2. pH値 ―――――― 5.8以上 8.6以下であること。

正解です。

選択肢3. 大腸菌 ――――― 検出されないこと。

正解です。

選択肢4. 塩化物イオン ―― 200mg/L以下であること。

不正解です。

規定されているのは上記の6つの項目に限られます。

塩化物イオンについては基準値が設けられていません。

選択肢5. 濁度 ―――――― 2度以下であること。

正解です。

まとめ

雑用水の水質基準項目と基準については、空気環境の基準と同様、過去に何度も出題されてきました。

それぞれの測定頻度について問われることもあるので、併せて覚えておきましょう。

 

pH値、臭気、外観、遊離残留塩素の含有率:7日以内ごとに1回

大腸菌、濁度:2ヵ月以内ごとに1回

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