美容師の過去問
第35回
衛生管理技術 問18

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問題

第35回 美容師国家試験 衛生管理技術 問18 (訂正依頼・報告はこちら)

美容所で行う化学的消毒法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  • 次亜塩素酸ナトリウムは、ウイルスに効果がある。
  • 血液が付着していない器具の消毒は、両性界面活性剤が0.1%以上の水溶液に10分間以上浸す。
  • 消毒用エタノールは、ウイルスや結核菌に効果がある。
  • 逆性石けんは、芽胞に効果がある。

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この過去問の解説 (4件)

01

正解は4です。
逆性石けんは結核菌や大多数のウイルス、芽胞には効果はありません。
芽胞に効く消毒法は、紫外線消毒です。

参考になった数4

02

正解は4です。


1.設問の通り、次亜塩素酸ナトリウムはウイルスへの効果があります。
美容所で行う化学的消毒法では他にエタノール消毒があります。

2.設問の通り、血液が付着していない器具の消毒は、両性界面活性剤が0.1%以上の水溶液に10分間以上浸すことが美容師法施行規則で定められています。
他にも下記の方法があります。
・紫外線消毒(85μw/㎠以上、20 分間以上照射)
・蒸気消毒(80℃以上、10分間以上)
・エタノール消毒(76.9%~81.4%)
・次亜塩素酸ナトリウム消毒(0.01%~0.1%溶液、10分間以上)
・逆性石けん液消毒(0.1%~0.2%溶液、10分間以上)
・グルコン酸クロルヘキシジン消毒(0.05%溶液、10分間以上)

3.設問の通り、消毒用エタノールは、ウイルスや結核菌に効果があります。
芽胞には効果がないので注意してください。

4.逆性石けんは、芽胞に効果がありませんので間違いです。
結核菌・大部分のウイルスにも効果がありません。
芽胞に効果があるのは、紫外線消毒です。

参考になった数2

03

正解は4です。

1 設問の通りです。
 ウイルスに効果があるものは、次亜塩素酸ナトリウムの他に消毒用エタノールがあります。

2 設問の通りです。
 
3 設問の通りです。
 消毒用エタノールは、芽胞以外のウイルスや菌に高い効果を示します。

4 誤っています。
 逆性石けんは芽胞・結核菌への消毒効果はありません。

参考になった数2

04

正解は4です。

次亜塩素酸ナトリウム消毒法は、芽胞を持つ細菌結核菌には効果がありませんが、ウイルス栄養型の細菌には効果があります。

1は正しい説明です。

結核菌や栄養型細菌に効果がある両性界面活性剤消毒法(0.1%以上の水溶液に10分間以上浸す)は、血液が付着していない器具の消毒に適用されます。

2も正しい説明です。

消毒用エタノール(76.9%~81.4%)は、芽胞を持つ細菌には効果がありませんが、結核菌ウイルス栄養型の細菌には効果があります。

3も正しい説明です。

逆性石けん消毒法(0.1%以上の水溶液に10分間以上浸す)は、栄養型の細菌には効果がありますが、芽胞を持つ細菌結核菌ウイルスには効果がありません。

4が誤った説明です。

参考になった数1