美容師の過去問
第35回
美容の物理・化学 問35
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問題
第35回 美容師国家試験 美容の物理・化学 問35 (訂正依頼・報告はこちら)
界面活性剤に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 界面活性剤は.、臨界ミセル濃度( cmc )より低い濃度の方が洗浄力が高い。
- 界面活性剤が水に溶けない物質を透明に溶解させるはたらきを乳化という。
- 石けんは、陰イオン界面活性剤である。
- 陰イオン界面活性剤のイオン化した部分は、親油性が高い。
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この過去問の解説 (4件)
01
正解は3です。
1 誤っています。
界面活性剤は、臨界ミセル濃度(cmc)より低い濃度のときは洗浄力が弱くなります。
2 誤っています。
界面活性剤が水に溶けない物質を透明に溶解させるはたらきを可溶化といいます。
乳化は、本来は互いに溶け合わない液体どうしを混じり合った状態にすることをいいます。
3 正しいです。
石けんは陰イオン界面活性剤です。
陰イオン界面活性剤は、現在でも多くの合成洗剤に使われています。
4 誤っています。
陰イオン界面活性剤のイオン化した部分は、親油性は低いです。
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02
陰イオン界面活性剤には、洗浄力のすぐれているものが多くあり、石けんや合成界面活性剤などがあります。
界面活性剤は、臨界ミセル濃度( cmc )より高い濃度の方が洗浄力があります。
液体にその液体と混じり合わない別の液体を微粒子状に均一に分散させることを乳化といいます。
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03
正解は3です。
界面活性剤が、親油基を内側に向けた小さな会合体(ミセル)を形成し始める臨界ミセル濃度( cmc )に近づく、つまり濃度が高くなるほど洗浄力が高くなります。
1は誤った説明です。
脂と水のように、本来は混ざり合わないものを均一に混ざり合わせることを乳化といい、乳化された状態をエマルジョンといいます。
2も誤った説明です。
石けんは、陰イオン(アニオン)界面活性剤からつくられています。
3が正しい説明です。
水に溶けたときに、疎水基のついている部分がマイナスイオンに電離する陰イオン(アニオン)界面活性剤のイオン化した部分は、親水性が高くなります。
4は誤った説明です。
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04
1.界面活性剤は、臨界ミセル濃度( cmc )より高い濃度の方が洗浄力が高いので間違いです。
2.界面活性剤が水に溶けない物質を透明に溶解させるはたらきは可溶化なので間違いです。
乳化は、水と油など本来であれば溶けあわないものを混ぜ合わせる働きです。
例として、化粧水は可溶化、乳液は乳化によって作られます。
3.石けんは、陰イオン界面活性剤(アニオン界面活性剤)ですので正解です。
4.陰イオン界面活性剤のイオン化した部分は、親油性(疎水性)が低いので間違いです。
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