美容師の過去問
第35回
美容の物理・化学 問36

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問題

第35回 美容師国家試験 美容の物理・化学 問36 (訂正依頼・報告はこちら)

パーマ剤( パーマネント・ウェーブ用剤 )に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
  • パーマ剤に使用されているシステインは、酸化剤である。
  • パーマ剤に使用されている臭素酸ナトリウムは、還元剤である。
  • パーマ剤に使用されているモノエタノールアミンは、アルカリ剤である。
  • パーマ剤に使用されているチオグリコール酸は、界面活性剤である。

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この過去問の解説 (4件)

01

正解は3です。


1 . パーマ剤に使用されているシステインは還元剤ですので、間違いです。
1液の成分で、システイン系は比較的パーマ力が弱くダメージが少ないとされています。

2 . パーマ剤に使用されている臭素酸ナトリウムは酸化剤ですので、間違いです。
2液は他に過酸化水素があります。

3 . パーマ剤に使用されているモノエタノールアミンは1液に含まれるアルカリ剤ですので、正解です。
作用は遅く臭いは少なめですが、髪への残留が多く、手荒れの原因にもなります。

4 . パーマ剤に使用されているチオグリコール酸塩類は、1液に含まれる還元剤ですので間違いです。

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02

正解は3です。
モノエタノールアミンは、アルカリ剤です。
システイン、チオグリコール酸は、還元剤で、臭素酸ナトリウムは酸化剤です。

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03

正解は3です。

パーマ剤第1剤の成分であるシステインは、毛髪中のシスチン(S-S)結合を切断する還元剤として配合されています。

1は誤った説明です。

パーマ剤第2剤の成分である臭素酸ナトリウムは、第1剤で切断されたシスチン(S-S)結合を再結合させる酸化剤として配合されています。

2も誤った説明です。

パーマ剤第1剤の成分であるモノエタノールアミンは、毛髪を軟化・膨潤させ還元剤の働きを促進するアルカリ剤として配合されています。

3が正しい説明です。

パーマ剤第1剤の成分であるチオグリコール酸は、毛髪中のシスチン(S-S)結合を切断する還元剤として配合されています。

4は誤った説明です。

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04

正解は3です。

1 誤っています。
システインは還元剤です。パーマ液1剤に使用します。

2 誤っています。
臭素酸ナトリウムは酸化剤です。パーマ液2剤に使用します。

3 正しいです。
モノエタノールアミンはパーマ液1剤に含まれているアルカリ剤で、還元剤の働きを促進させる役割を持ちます。

4 誤っています。
チオグリコール酸は還元剤です。パーマ1剤に使用します。

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