美容師の過去問
第39回
美容の物理・化学 問40
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問題
第39回 美容師国家試験 美容の物理・化学 問40 (訂正依頼・報告はこちら)
高分子化合物に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- デンプンは、基本単位の果糖が互いに縮重合した構造である。
- タンパク質は、多数のアミノ酸が結合したポリペプチドが基本構造である。
- ポリビニルアルコール(PVA)はパック基剤として用いられる。
- ニトロセルロースは、ネイルエナメルの皮膜形成剤として用いられる。
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この過去問の解説 (4件)
01
デンプンはグルコースが縮合してできた高分子化合物です。
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2
三大栄養素(たんぱく質・脂肪・炭水化物)のひとつであり、体を作る大事な栄養です。
不足すると免疫力や抵抗力が下がり、様々な病気にかかりやすくなります。
3
ポリビニルアルコールには皮膜形成のほか増粘作用があり、メイクアップ製品のもちをよくしたり、ヘアセット効果を高めるために配合されます。
4
ニトロセルロースは、ネイルエナメルの皮膜形成剤として用いられています。
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02
正解は1です。
デンプンは、α-グルコースが縮重合した構造で、多糖類です。
1が誤った説明です。
タンパク質は、多数のアミノ酸が結合した、ポリマーとも呼ばれるポリペプチドが基本の構造です。
2は正しい説明です。
ポリビニルアルコール(PVA)は、水溶性の高分子で出来た合成樹脂の一種で、フェイスパックの基剤に用いられています。
3も正しい説明です。
ニトロセルロースは、セルロースを処理して得られる硝酸エステルで、ネイルエナメルの皮膜形成に欠かせない原料です。
4も正しい説明です。
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03
デンプンは、D-グルコース (ブドウ糖) が縮合してできた高分子化合物を指します。
このような類の設問は、暗記してしまうとスムーズに問題を解くことができます。
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04
1 誤っています。
デンプンは、グルコース(ブドウ糖)が縮重合してできたものです。
果糖(フルクトース)ではありません。
2 設問の通りです。
タンパク質はプロテインとも呼ばれます。生命維持に重要な物質です。
3 設問の通りです。
ポリビニルアルコールは皮膜形成効果、乳化の安定、粘度の調整などのためにパック基剤やスキンケア用品などに使用されます。
4 設問の通りです。
ニトロセルロースは、ネイルエナメルの皮膜形成や、密着を高める効果、光沢、持ちの良さのために使用されます。
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