美容師の過去問
第42回
香粧品化学 問5

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問題

第42回 美容師国家試験 香粧品化学 問5 (訂正依頼・報告はこちら)

酸化染毛剤に含まれる成分と、そのはたらきに関する次の組合せのうち、正しいものはどれか。
※ 公表されている正答が2つあります。このサイトでは、正しい組み合わせのものを2つ回答してください。
なお、本試験では1問につき2つ以上マークすると無効となりますので、ご注意ください。
  • 過酸化水素 ―――――――― アルカリ剤
  • レゾルシン ―――――――― 調色剤(カップラー)
  • アンモニア水 ――――――― 酸化剤
  • メタフェニレンジアミン ―― 染料中間体

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この過去問の解説 (3件)

01

【酸化染毛剤】とは、

毛髪を、脱色して明るくすると同時に、酸化染料(色味)を毛皮質まで浸透させて、希望の色にします。

酸化染料は、とても小さいので、毛皮質内部に浸透して、その後酸化重合することで、希望の色が出ます。

酸化染料は、染料中間体とカップラーから出来ています。

1剤

・酸化染料

  染料中間体(パラフェニレンジアミン、パラアミノフェノールなど)

  カップラー(レゾルシン、メタアミノフェノールなど)

・アルカリ剤(アンモニア水)

2剤

・酸化剤(過酸化水素)

選択肢1. 過酸化水素 ―――――――― アルカリ剤

過酸化水素は、酸化染毛剤2剤の酸化剤として使います。

よって、違います。

選択肢2. レゾルシン ―――――――― 調色剤(カップラー)

レゾルシンは、カップラーになります。

よって、正しい組み合わせなので、正解になります。

選択肢3. アンモニア水 ――――――― 酸化剤

アンモニア水は、酸化染毛剤1剤のアルカリ剤として使います。

よって、違います。

選択肢4. メタフェニレンジアミン ―― 染料中間体

メタフェニレンジアミンは、染料中間体になります。

よって、正しい組合せなので、正解になります。

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02

【酸化染料】

・染料中間体(プレカーサ)・・・本来無色であるが、酸化剤で酸化されて発色する(パラフェニレンジアミンなど

・調色剤(カップラー)・・・単独では酸化されても発色しないが、プレカーサと重合して発色する(レゾルシン、メタフェニレンジアミンなど)

【直接染料】

・元々色を有する染料(ニトロパラフェニレンジアミン)

選択肢1. 過酸化水素 ―――――――― アルカリ剤

過酸化水素 は 酸化剤です。

選択肢2. レゾルシン ―――――――― 調色剤(カップラー)

レゾルシン は 調色剤(カップラー)です。

選択肢3. アンモニア水 ――――――― 酸化剤

アンモニア水 は アルカリ剤です。

選択肢4. メタフェニレンジアミン ―― 染料中間体

メタフェニレンジアミンは調色剤(カップラー)であり、 プレカーサと一緒に染料中間体として扱われます。

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03

【酸化染毛剤】とは

永久染毛剤ともよばれ

メラニンを酸化し脱色してから着色することで

効果が長持ちします。

代表的な染料はパラフェニレンジアミンで

パッチテストが義務付けられています。

選択肢1. 過酸化水素 ―――――――― アルカリ剤

過酸化水素水は酸化剤です。

よって、誤りです。

選択肢2. レゾルシン ―――――――― 調色剤(カップラー)

レゾルシンはカップラーの中では最もよく用いられる染料です。

よって、正しいです。

選択肢3. アンモニア水 ――――――― 酸化剤

アンモニア水はアルカリ剤です。

よって、誤りです。

選択肢4. メタフェニレンジアミン ―― 染料中間体

メタフェニレンジアミンは主に染料中間体

として使用されます。

よって、正しいです。

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