美容師の過去問
第42回
文化論及び美容技術理論 問1

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問題

第42回 美容師国家試験 文化論及び美容技術理論 問1 (訂正依頼・報告はこちら)

第2次世界大戦後から1950年代にかけてスクリーンファッションとともにわが国にも登場したヘアスタイルに該当しないものはどれか。
  • セシールカット
  • サーファーカット
  • ポニーテール
  • ヘップバーンカット

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は2です。

1 .セシールカット

ジーン・セバーグ

頭髪全体を極端に短くしたスタイル

2 .サーファーカット

1975年頃

肩よりやや長めのセミロングのレイヤーカット

3 .ポニーテール

マギー・マクナマラ

後頭部で束ねた毛束を子馬(ポニー)のしっぽ(テール)のように垂らしたスタイル

4 .ヘップバーンカット

オードリー・ヘップバーン

前髪を垂らしたショートスタイル

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02

答えは2です。

1、
(セシールカット)
1958年に公開された「悲しみよこんにちは」の映画。
ヒロインのセシールが劇中で見せたベリーショートの髪型のことです。
演じたのは女優ジーン・セバーグです。
前髪はとても短く、サイドは耳にかかるくらいで、襟足は数㎝の短さのベリーショートスタイルです。
よって、正しいです。

2、
(サーファーカット)
1970年代にサーフィンを好む若者から流行したスタイルです。
サーフィンをする時に、軽やかになびくようにカットされたロングハイレイヤースタイルです。
よって、スクリーンスタイルに該当しないので、正解になります。

3、
(ポニーテール)
1950年代のロックンロールと共にオールディーズ(1950~1960年代にヒットしたアメリカ、イギリスのポピュラー音楽)ファッションが流行した際に、女性に好まれた髪型の一つです。
映画でも取り入れられたヘアスタイルになるので、スクリーンファッションの一つになります。
日本では1955年に流行して定番になりました。
髪を後頭部で一つにまとめて垂らしたアップスタイルです。
よって、正しいです。

4、
(ヘップバーンカット)
1954年に公開された「ローマの休日」の劇中で見せたショートヘアの髪型です。
女優オードリーヘップバーンが演じました。
日本では1954年夏に流行しました。
前髪は毛先を揃えた短いストレートバングで、サイドの毛は耳を見せてバックのほうにぴったりと流し、バックは襟足いっぱいにカットするスタイルです。
よって、正しいです。

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03

【スクリーンファッション】とは
映画の登場人物やその背景などに影響を受けた
ファッションスタイルのことです。


第2次世界大戦は1939年から1945年までの
6年余りにわたって戦われた戦争です。

第2次世界大戦後から1950年代にかけて
   →1945年〜1950年代のことを指します。


1、
セシールカット

髪全体を極端に短くカットしたもの。
1958年公開の映画「悲しみよこんにちは」で
ジーン・セバーグが演じた女主人公、セシールの髪形から流行しました。

よって、該当するので正しいです。


2、
サーファーカット

1970年代頃にサーフィンを好む若者たちから流行しました。
サーフィンをする際に軽やかになびくようカットされた髪型です。
近年ではサーファーカットと呼ばれることは稀で
ロングレイヤースタイルと呼ばれることが多いです。

よって
1945年から1950年代のスクリーンファッションに該当しないので
②が誤りです。


3、
ポニーテール

髪を後頭部で一つにまとめて垂らした髪型。
1955年公開のアメリカ映画『エデンの東』の影響で流行しました。

よって、該当するので正しいです。


4、
ヘップバーンカット

フロントは 毛先を揃えた短いストレートバングにし
サイドの毛はバックのほうにぴったりと流し
バックはえり足いっぱいにカットするスタイル。

1954年春に公開された「ローマの休日」「麗しのサブリナ」の影響で
1954年の夏に日本中の女性たちの間で大流行した髪型です。
オードリーヘップバーンの髪型を真似た事から
ヘップバーンカットと呼ばれています。

よって、該当するので正しいです。

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