美容師の過去問
第45回
公衆衛生・環境衛生 問3

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問題

第45回 美容師国家試験 公衆衛生・環境衛生 問3 (訂正依頼・報告はこちら)

喫煙や飲酒に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  • 喫煙者では、肺がん、膀胱がんなどのほか、心疾患の危険性も増す。
  • わが国の女性の喫煙者率は、他の先進諸国に比べて高率である。
  • わが国のアルコール消費量は、増加傾向を示していたが、平成に入るとやがて減少傾向に転じた。
  • 飲酒に起因する問題には、アルコール依存症、肝疾患などの健康問題や労働災害、犯罪などの社会問題が含まれる。

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は2です。

喫煙による健康への影響は、肺がんや膀胱がん虚血性心疾患や2型糖尿病など多くの疾病に関わるリスクが高まります。

1は正しい説明です。

2020年の調査によると、日本の15歳以上の女性の喫煙率8.10%世界71位となっていて、他の先進諸国(フランス26.30%・オーストラリア21.60%・アメリカ16.50%)と比べてもそれほど高率とは言えません。

2が誤った説明です。

成人1人あたりの酒類消費量は、平成4年(1992年)をピークにして減少傾向にあります。

3は正しい説明です。

飲酒に起因する問題には、肝疾患アルコール依存症健康被害リスクや、飲酒運転などによる犯罪労働災害など多岐にわたります。

4も正しい説明です。

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02

喫煙や飲酒に関する問題です。

たばこ・お酒ともに合法ですが、様々な面においてリスクが高いため、そのリスクを認識した上で適度に嗜むことに留意しましょう。

選択肢1. 喫煙者では、肺がん、膀胱がんなどのほか、心疾患の危険性も増す。

この選択肢の内容は正しいため、こちらは誤りです。

喫煙者では、肺がん、膀胱(ぼうこう)がんなどのほか、心疾患危険性も増します

男女ともに喫煙による死亡率はがん・脳卒中・心臓病・その他の病気においても、非喫煙者と比べて1.4倍以上となっています。

選択肢2. わが国の女性の喫煙者率は、他の先進諸国に比べて高率である。

この選択肢の内容は誤っているため、こちらが正解です。

わが国の女性の喫煙者率は、他の先進諸国に比べて高率ではありません

日本の女性喫煙者率は2004年以降ゆるやかな減少傾向にあります。

選択肢3. わが国のアルコール消費量は、増加傾向を示していたが、平成に入るとやがて減少傾向に転じた。

この選択肢の内容は正しいため、こちらは誤りです。

わが国のアルコール消費量は、増加傾向を示していましたが、平成に入るとやがて減少傾向に転じました

増加のピークは平成4年(1992年)でした。

選択肢4. 飲酒に起因する問題には、アルコール依存症、肝疾患などの健康問題や労働災害、犯罪などの社会問題が含まれる。

この選択肢の内容は正しいため、こちらは誤りです。

飲酒に起因する問題には、アルコール依存症、肝疾患などの健康問題労働災害犯罪などの社会問題含まれます

その他にも「交通事故」「家庭内での暴力」などの問題があります。

まとめ

美容師の喫煙は主に匂いなどにおいて、お客様に不快感を与える危険性があるため、エチケットには十分な配慮をするようにしましょう。

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