美容師の過去問
第48回
皮膚科学 問5

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問題

第48回 美容師国家試験 皮膚科学 問5 (訂正依頼・報告はこちら)

次の感染性皮膚疾患のうち、ウイルスを病原体とするものはどれか。
  • 伝染性膿痂疹(のうかしん)
  • 疥癬(かいせん)
  • 伝染性軟属腫(ミズイボ)
  • 頭部白癬(はくせん)(シラクモ)

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この過去問の解説 (3件)

01

感染性皮膚疾患の症状は、かゆみ、痛み、発疹など様々です。病原体も同様に、細菌、ウイルス、寄生虫など様々なものがあります。

選択肢1. 伝染性膿痂疹(のうかしん)

伝染性膿痂疹は、黄色ブドウ球菌などの細菌が原因で起こる感染性皮膚疾患です。

いわゆる「とびひ」のことで、皮膚に水疱やかさぶたが生じます。

よって該当しません。

選択肢2. 疥癬(かいせん)

疥癬は、目には見えない小さなヒゼンダニというダニが原因で起こる感染性皮膚疾患です。

これは、皮膚同士が直接接触したり、衣類や寝具を介することによって、人にうつる疾患です。

よって該当しません。

選択肢3. 伝染性軟属腫(ミズイボ)

伝染性軟属腫は、伝染性軟属腫ウイルスが原因で起こる感染性皮膚疾患です。

直接接触することでもうつりますが、タオルや、プールでの浮き輪、ビート板の貸し借りでもうつる可能性があります。

よって、該当します。

選択肢4. 頭部白癬(はくせん)(シラクモ)

頭部白癬は、白癬菌という真菌が原因で起こる感染性皮膚疾患です。

フケ、かゆみを生じ、髪が抜けるなどの症状があります。

ヒトだけでなく、ペットからもうつる可能性のある疾患です。

よって、該当しません。

まとめ

●伝染性膿痂疹(のうかしん)の原因→細菌

●疥癬(かいせん)の原因→ダニ

●伝染性軟属腫(ミズイボ)の原因→ウイルス

●頭部白癬(はくせん)の原因→細菌

原因の細菌とウイルスを混同しないように、気をつけましょう。

参考になった数20

02

皮膚科学に関する問題です。

選択肢1. 伝染性膿痂疹(のうかしん)

・・・・誤った選択肢です。正しくは細菌感染です。

選択肢2. 疥癬(かいせん)

・・・・誤った選択肢です。正しくはヒゼンダニによる感染症です。

選択肢3. 伝染性軟属腫(ミズイボ)

・・・・正しい選択肢です。

選択肢4. 頭部白癬(はくせん)(シラクモ)

・・・・誤った選択肢です。正しくは白癬菌による細菌感染です。

まとめ

よって、【伝染性軟属腫(ミズイボ)】が正しい選択肢です。

参考になった数5

03

細かい名称も大切ですが、まずは何が細菌なのか、何がウイルスなのかをおさえましょう。

選択肢1. 伝染性膿痂疹(のうかしん)

伝染性膿痂疹は、ブドウ球菌によって起こります。

小児がかかりやすい皮膚疾患です。

選択肢2. 疥癬(かいせん)

疥癬は、ダニの一種であるヒゼンダニによって起こる疾患です。

非常にかゆい発疹ができることが特徴です。

選択肢3. 伝染性軟属腫(ミズイボ)

ウイルスによって起こる疾患です。

小児の体幹四肢に起こりやすくなっています。

選択肢4. 頭部白癬(はくせん)(シラクモ)

頭部白癬は、白癬菌によって起こります。

頭部白癬は、小学校に通う年ごろの子どもにできやすい疾患です。

参考になった数5